シャッ
シャッ
シャッ
渡辺翔太『………はぁ、できた……』
俺は渡辺翔太。売れない、一匹狼の画家だ。
売れないからか、ご飯もここ数日食べていない。
そのため、俺は夜に身体を売りに行く。
渡辺翔太『はぁっ////////』
『あぁんっ/////』
男としてならぬ声を出して、身体を触られ、時にはモデルとして裸体になったのにHなことをされたこともある。
俺は、画家として腐っていると思う。
でも、毎日毎日来る奴がいる。
それが………
トントン
岩本照『しょーた!』
渡辺翔太『………またかよ……』
窓からやってきたこの人は同じ画家の岩本照。風景画を中心にやっており、展覧会も開くほどの有名な画家だ。
渡辺翔太『俺には構うなって。』
岩本照『またまた〜、ツンデレなんだから。』
渡辺翔太『ツンデレじゃねぇし』
岩本照『ま、1杯やらねぇか?』
渡辺翔太『……また稼いだのかよ』
岩本照『まーね』
渡辺翔太『仕方ねぇな、お前の愚痴は聞いてやるよ』
岩本照『いつも言ってるのは翔太だと思うけどWWW?』
渡辺翔太『俺が言うわけねぇじゃん』
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渡辺翔太『ふっ、ざけんなって!』
岩本照『ほらね………』
渡辺翔太『俺がどれだけ頑張ってさぁ!やったと思うの?ねぇ、ひかる〜。』
岩本照『怒ったり、泣き上戸になったり……うんうん、分かるよー。』
渡辺翔太『俺、画家やめて身体売る仕事しようかな……////////』
岩本照『………ん?』
渡辺翔太『え?』
岩本照『い、今なんて?身体を売る仕事?』
渡辺翔太『……あー、言ってなかったけ!俺、身体を売る仕事してんだよ!副業で!』
岩本照『はぁっ?!』
渡辺翔太『絵じゃ稼げねぇし、そっちの仕事で頑張ったら上手くいってさぁ……触られるのは気持ち悪いけど金が貰えるならって……』
グイッ
岩本照『……ちょっと翔太来い💢!』
渡辺翔太『?ええ?』
岩本照『……俺色に染めてやる💢』
渡辺翔太『うわっ、ちょっ……!』
バタン
初めて、俺は照が怒っているところを見た。
その先はベッド。
あ、抱かれるんだ………って思った。
しかし、その音が激しい欲望の始まりだとは誰も思わなかった。
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