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【ORVAS基地・発表】
(モニターに畑中の姿が映る)
(静まり返る室内)
畑中
「今から、お前たち一人一人に宿る“力”を伝える。覚悟して聞け」
畑中
「まずは公太――《灼獄》」
(炎のようなエフェクト)
「闘志を“炎”として顕現させる能力だ」
「怒り、覚悟……お前の心が燃えるほど火力は上がる」
「だが制御を誤れば――」
(炎が暴走するイメージ)
「味方も、自分も焼き尽くす」
「諸刃の剣だ。扱いを間違えるな」
畑中
「次は唯我――《龍焉刀》」
(黒と赤の刀の演出)
「龍の紋章を刻んだ特殊な刀だ」
「技量と精神、その“格”に応じて力を発揮する」
「未熟な者が握れば――」
(闇に飲まれる演出)
「魂ごと呑まれるぞ」
「覚悟して向き合え」
畑中
「そして一祟――《神威撃》」
(風が渦を巻く)
「拳に風の神威を宿し、暴風の一撃を放つ」
「だが反動も桁違いだ」
「下手をすれば、自分の骨が砕ける」
「必要なのは精密な制御と精神の安定だ」
畑中
「そして――お前たちに最強の指導者を用意した」
(扉が開く)
(三人のコーチが現れる)
【指導者】
(重い足音)
「烈堂(れつどう)
――炎を制する元特殊部隊員」
(傷だらけの巨体)
「朧( おぼろ)
――龍焉刀を振るった伝説の剣豪」
(静かな殺気)
「風音( かざね)
――風を読む無音の女性武術家」
(柔らかな微笑)
【一祟の修行】
(風音が近づく)
風音
「よろしくね」
(一祟、手を握られる)
一祟
「っ……!」
(顔が一気に赤くなる)
一祟
「か、風音先生! よろしくお願いしますっ!」
(深く頭を下げる)
風音
「礼儀正しいのはいいこと」
「でも、それが“壁”になるかもしれない」
一祟
「壁……?」
風音
「《神威撃》はね、心の枷を外したときに本気を出すの」
「理性だけじゃ届かない力よ」
(一祟、静かに頷く)
【公太の修行】
(公太、腕を組む)
公太
「無駄はいい。さっさと教えろ」
(次の瞬間)
バキッ!!
(烈堂の拳が叩き込まれる)
公太
「ぐっ!? 熱っ……!」
(腕から炎が噴き出す)
烈堂
「《灼獄》は精神だ」
「燃えりゃ強くなるが――」
「制御できなきゃ火葬だ」
公太
「……根性論かよ」
烈堂
「違ぇな」
(火傷だらけの体を見せる)
「これが“制御ミス”の代償だ」
(公太、黙る)
烈堂
「まずは痛みに慣れろ」
「戦場は甘くねぇ」
(公太、燃える腕を睨む)
【唯我の修行】
(唯我、剣を構える)
唯我
「……あんたが師匠か?」
朧
「違うな」
「私は“刀が選ぶか”を見に来た」
唯我
「選ぶ……?」
(次の瞬間)
シュッ――
(唯我の頬に血)
唯我
「……!」
朧
「遅ければ首だった」
(静かな殺気)
唯我
「……面白ぇじゃねぇか」
【数時間後】
(三人、それぞれ息を切らしている)
(コーチたちの言葉が重なる)
烈堂
「《灼獄》は力じゃねぇ。“生き様”だ」
朧
「剣を振るうな。《龍焉刀》を導け」
風音
「風は従えない。でも共に舞える」
「それが《神威撃》の本質」
(静かな間)
(三人、それぞれの拳・剣を見つめる)
「その言葉は、深く刻まれた」
「力はまだ未完成」
「だが――確実に前へ進んでいる」
(夕焼けの修行場)
「彼らが“本当の力”を手にする日は――」
「もう、遠くない」