一覧ページ

つ🅰️のbl短編集！

第3話 - rt×tt《ケーキバース》(後編)

137

2025年08月15日

#めちゃつえー

#BL

🍣ᔆᵘᙚᑋⁱ

シェアする

リト(攻)×テツ(受)のケーキバース

(あんまり攻め受け関係ないかも)

めっちゃ長いからむちゃくちゃスクロール大変

後編

地雷、苦手な人はご帰宅願うぜ

名前伏せない、ものによっちゃＨする(今回はせん)

直接的な表現はあんまり入れてないけど、人によってはちょっとグロいかも…？

ほな、↓

___________________________________

rt「ちょ、ちょっとまて…！どういうことだよ！」

ガチャガチャとゲームやらカセットやらを探すのを再開し、するりと流れ出た。

食え？

俺の聞き間違えじゃないだろうな。なんでコイツは急にこんなことを言ってるんだ？いや、ケーキって話を持ち出したのは確かに俺だけども…

tt「いや、だって味感じてないんでしょ？」

tt「リトくんがフォークになったのって確かー…きりんちゃん（デバイス）に選ばれた時あたりだったよね？教えてくれた」

rt「ま、まぁ…」

俺の話よりお前のその言葉の意味を知りたい。

フォークになった時期なんて、無駄なところに記憶力がいいな。

tt「まぁつまるところ、君に俺の味を教えて欲しくて」

tt「気になるんだよね、あそこまで美味しそうな顔されちゃったら」

tt「僕が自分を食べたって、そんな美味しい味がするわけがないからね」

tt「涙も、汗も、血も、皮膚も、肉も」

tt「ケーキのは全部美味しいんでしょ？」

tt「僕は君に僕自身の味をずーっと覚えてて欲しくて」

知ってはいたが、やっぱり頭がおかしい。根本的になにかが抜けている。

しかし、狂おしいほどに妖艶に演説する所を見ると、やはり惚れたやつの弱みなのか目が離せず理性を保つことに徹底していないと、今からでも噛みつきたくなってしまう。

rt「だからってフォーク相手に食えなんて…」

rt「ほぼ食い殺せって言ってるようなもんじゃねーか…！」

tt「……いいよ殺して」

rt「…は？」

何を言っているんだ？殺していいよ？元からおかしいが、さらにおかしくなっている。

ギギっと床を這いゆっくり、ゆっくりと俺の目の前までやってくる。

真っ直ぐ、でもどこか遠くを見ているような色気も見出すほどの目の向けように、どこか心の内に止めていたかのような桃色の視線を送られる。

なんだ、どういうことだ。それにその目は____

そっ、とテツが俺の手に触れる。すると体をもっと俺の方へ前のめりに伸ばし、そのまま俺の手を持ち、願うように両手で握りしめた。

tt「____僕はね、リトくん」

tt「とっくの昔に、君に惚れていたんだ」

夢かと思った。

テツが、俺に…惚れてる…？

テツの方を見るとりんごのように顔を紅く染めており、テツの華奢で白い肌によく映る。

嘘、には到底思えなかった。

テツは俺を好いていてくれたのか？

だとしたら俺は最低野郎だ。

弱みに漬け込み、君の可哀想な顔を見て加虐心が心臓よりも深いところからふつふつと湧き出してしまう。

握られた手に汗が滲み、握り返すことも出来ない。

今、自分のした最低なことをどう変えるか。

首を伝う汗にそってそのまま下を向いてしまった。

tt「_____少しは喋ってくれてもいいんだよ？」

はっと我に戻る。

前を向き直せば、今にも泣き出しそうな顔をしたテツが瞳に映る。

rt「テ…ｯ______」

tt「__分かってはいたんだよ」

rt「……え？」

tt「この気持ちにどれだけ蓋を閉めてられるか…」

tt「でも、ケーキになった今。狙われるのは必然的なんだなって思うんだ」

tt「本当に僕の勝手なことなんだけどね」

tt「元々、好きで大好きで尊敬で…それでもって隠し持っとこうって思ってた」

tt「____でもね、リトくん」

tt「僕、他の人には僕の味知って欲しくないんだ」

tt「もちろんヒーローとして自分の身を守れる自身はあるよ」

tt「___でももしも、何かあったら」

tt「食べられちゃうのは僕だ」

tt「…だから、そうなりたくないんだ」

tt「僕は、僕の好きな人にだけ僕のことを、味を知って欲しいんだ」

rt「テツ…」

他の人からしたらなんという重いものを押し付けられたもんだと思う。

だけど俺はそうは思わない。

きっと俺もテツに狂わしいほどに好いているからだ。

俺にはこれがまるで、熱い熱いラブコールにしか聞こえないんだ。

自分だけにくれる、テツの体を。なんて可愛いんだ。

tt「____ね、リトく…んむｯ…！//」

rt「__んちゅ、…、…は……あーあ、テツ…」

tt「へ、……？//な、なんで……、…//」

rt「俺はずっと、ずーっとテツのことが好きだったんだ」

tt「…へ？//」

rt「キリッとしてて綺麗な顔立ちに似合わねーような幼い表情も」

rt「華奢で綺麗な白い肌も」

rt「好きなことを語るその口も」

rt「全部、全部」

rt「好きなんだよ」

tt「はへ………//」

rt「さっきのは告白として受け取るし、これも告白の返事ってことにする」

rt「___だから」

俺に食われて

tt「______もちろん…」

女神のような綺麗な微笑み。

俺はテツに抱きつき、キスをした。

長い、長い、とても長いキスだった

甘くて、美味しくて、何も考えられなくなった

汗は爽やかなフルーツ

目から伝う涙は感情によって違う

今は甘くて、飲み込まれそうな味

だらしなく開けた口から出る唾液は、タバコの苦さと混じるような淡いコーヒーゼリーの味がする

そこから白い肌めがけ、ぷつりと歯を立て、流れてきた赤色の血を舐める

甘いケーキの味が、アイスのように口に拡がって消えていく

ひと噛み

ひと噛みと

段々と場所を広げていく

幸せそうな表情のまま、段々とテツが小さくなっていく

美味しい

可愛い

かわいい

気がつくと、カチッと歯がぶつかる音がした

俺の手にはなにも無くなっていた

今まで掴めなかったものが全部、俺の腹の中にある

幸せだ

幸せ…だ

幸せ…………………なのか？

…………あれ？

テツ？

どこいったんだよ

あれ？

…あ、そっか

おれがぜんぶたべたのか

_______________にゃおん

食い終わる直前に、生きの浅いテツから言われた言葉

tt「だいじょうぶ、りとくん………」

tt「ぼく、は…なん、かいでも…」

tt「なんどでも…………」

tt「きみと、そいとげるから…ね」

にゃぁあぉおん

tt「_______…あーあ」

tt「自分で完食しておいて」

tt「なんで泣いてるの？」

tt「リトくん」

あぁ、本当に可愛い

食べてしまいたいくらいにかわいい

幼くて、優しくて、強くて

本当に可愛いくて、可哀想な

僕のリトくん

END.ずっといっしょ

___________________________________

はぁい、ここまで読めたかねぇ？

ついつい楽しくなって曲パロ見たいなこともね！してみたぜ！！

ここからはオマケの設定と、書いた感想みたいな感じやね！

飛ばしてくれて全然いいぜ！

むしろ長いから飛ばした方がいい()

いやぁ、キュートアグレッションっていいよなぁ

いつの記憶だったかは覚えてないんだけれども

テツが可哀想は可愛いって言う話をしてたんよー！

そこからこのオチを持ってきたって感じやね！

ここまで読んできて、全貌がよく分からんかった人に説明すると

ケーキバースっていうものがそもそも、フォーク、ケーキ、その他の人で分かれておって

完全な割合なんかは固まってないもんだから俺が勝手に指定してたんだけど

フォーク、3割

ケーキ、1割

その他、6割って感じやね

それでもってフォークは後天的で、ケーキは先天的なものになってるんよ

フォークは味が分からなくて、ケーキにしか味感じない

逆にケーキは味も分かるし、他の人と変わったことは、フォークにだけ味がわかる人って感じやね

ケーキの人は死ぬまでケーキって分からない場合が多いらしい！

それを踏まえて、今回テツの設定では

後天的にケーキになった

これは普通のケーキでもない事だから、もっと珍しいことっていう設定ね

ヒーローっていうのは生身で戦うもんだから、ヴィランの攻撃を受けた際の血なんかの匂いでフォークが寄ってきちゃうんだよね

それで、大体のヴィランはフォークの人が多いっていう勝手なイメージから囮戦法が多くなるわけだ

戦い方が難しいし危険だから、テツ自身の足枷になって、ちょっと病むみたいなことがあって欲しいなーと思ったんよ

逆に匂いとかで気がついたリトが、好きの延長戦で重く重くなって、自分のものにしたくなるわけだ

可愛くて可愛くてしょうがないテツをいじめて、可愛いって思っちゃうっていうリトが書きたかった！！！！！

でも逆転で

テツはVTAの時代からリトのことを好んでいて、フォークになるところも知っている

それでもって自分がケーキになる

つまりそれってリトに強くトラウマとして残して置くことができるのでは？という考えに至らせた！！！！！

それでもって、自分がしたことを責めているリトが可哀想で可哀想で可愛いと思ってたら尚更いい！！！！！

そんでもって死に対してっていうか、食べられることに対して抵抗がないのは、自分の残機があるからってのがいいめっちゃ！！！！！

その後何度も何度も何度も、不安定な心になっちゃって理性を壊したリトが何回も何回も何回も何回も何回もテツを食べては絶望して、責め立てるってのもいい

そんでもってテツがケアして、どんどんどんどんずぶずぶと依存していってくれ！！！！頼む！！！！！

っていうね

すげーわかりずらくなっちゃったわ、ごめそ

それじゃあこれにてケーキバース終了！

好きなカプと、シュチュのリクエストくれー！！！！！

つ🅰️のbl短編集！

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

137

12件

ずっといっしょパロいいっすよね～～( ´ー`) めっちゃご満悦でした。どこ再現してるかもわかりやすかったし「にゃぉぉーん」は多分残機ネコですか？書き方上手くて神ですね。話がｸﾞﾙﾝ!と変わるんですけど微熱の結果38.7まで熱が上がって結果コロナでした！２日で治りました。でも5日外出れないです(´；ω；`)