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※ これは「10.村を探す」を選んだ人用の物語です。まだ「第1話 呪いの始まり」を読んでいない人は、これを読まないでください。
さて、これから「石」を探さなければいけないわけだけれど、それがどこにあるのかわからない。だけど、この村にあるのは確かなはず。裸なのは恥かしいけれど、今はそんなことを言っている場合じゃない。とりあえず村の中を探してみよう。
とはいっても、村は広いからなぁ。どこから手をつけよう? とりあえず、神社からは出て、民家の方に行ってみることにする。家の中も見てみないといけないのかな? でも、勝手に入っていいのかな? ためしに近くの家の扉をそっと引っぱってみた。……あれ? 開かない? 鍵がかかっているみたい。ここはすごい田舎だから、普段は開けっ放しのことが多いんだけど、どうしたんだろ? 仕方ない。他を見て回ろう。
少し離れたところには小さなお店がある。そこからいつものおばあちゃんがいるかな、と思ったけれど、ここも閉まっている……。どうしたんだろ? こんなこと今までなかったのに。
その隣の家も同じで、やっぱり誰もいない。どうしてだろう。今日はみんなどこかへ行っちゃったのかな。そういえば、いくら人の少ない田舎とはいえ、人の気配がまったくしないというのはおかしい気がする。
村のあちこちを探し回ったけど、「石」らしきものは見つからない。それどころか、人っ子一人見つけることができなかった。本当に誰もいないようだ。どういうことなんだろう。
村の広場にも行ってみた。でも、やっぱり誰もいない。いつもならおじいちゃんやおばあちゃんの一人や二人はいるのに……。何かあったんだろうか。
今探さなきゃいけないのは「石」だ。だけど村の異常事態も気になる。これも「呪い」が関係しているんだろうか。「呪い」が解ければ、またいつも通りの日常が戻って来るんだろうか……。不安になりながらも、私は「石」を探した。
けれど、目当てもなくやみくもに探しても、一向に見つかる気配はなかった。ダメだ、やっぱり違う場所を探した方がいいかも。そうだ、古い神社のあった森、神社の近くの方が可能性が高いんじゃないだろうか。私は森の方に行ってみることにした。
→ 「読者参加型物語 選択肢編」の「11.森を探す」へ。
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