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⚠︎注意事項は第1話。
⚠︎傘音_葵香🫧様との合作です。
⚠︎こちらは第9話です。先に1〜8話を見ることを推奨します。
⚠︎2、4、6、8話は傘音_葵香🫧様の方で見ることができます。
ワンクッション
⦅ut視点⦆
部屋を出て、一直線で食堂まで向かう。
ut「急げぇぇッ、!!」
せめて食害だけでも避けたい…!という思いで食堂まで駆けていく。
が、体力はそれほどないので、すぐに息切れして立ち止まる。
走って、止まって…を繰り返しながら食堂へと向かった。
ut「はぁッ、はぁぁ……ふぅ、…」
やっとのことで、いい匂いのする食堂まで着くと、ゾムとトントン、ぐるちゃん以外は、もうすでに食堂に 着いていた。
kn「おぉ、大先生来たやん!」
rbr「てことは……誰も当たっとらん、!?」
ht「違かったかぁ〜……。」
なぜかみんな俺が来て盛り上がっている。
ut「ぇ、な、何、?どしたん、?」
kn「ぃや何時に大先生が来るか予想しとったわ」
ut「俺で遊ぶなッ、!」
俺がツッコミを入れると、みんなげらげらと笑い出す。
そうやってくだらないことで笑っていると、ぐるちゃんが来た。
gr「すまん、遅れた。」
それぞれ『大丈夫』と返すと、エーミールがグルちゃんに聞いた。
em「ぁの…ゾムさんとトントンさんがどこにいるか分かりますかね、?」
そう聞くと、グルちゃんは、少し言葉が詰まったようだった。
gr「ぃや、見てない、な……。」
少し嘘っぽい気もしなくもないが、知らないらしい。
またみんなは、ゾムとトントンのことについて話し始めた。
sha「誰かインカムで呼んだら、?」
rbr「ん〜…いや、後5分待ってみよか。」
そういうと、シッマが狂犬のように騒ぎ始める。
kn「じゃあ次は5分以内にゾムとトントンがくるか予想しよや!!」
os「えぇ、?流石にくるやろ〜。」
また食堂は賑やかになり始めた。
時は遡り………。
⦅zm視点⦆
ロボロからの連絡が来て、部屋を出る。
食堂へと走って向かっていると、総統室からトントンが出てきているのが見えた。
扉を乱暴に閉めては、頭を抱え、ため息をついている。
何かあったのだろうか…?
そんなことを考えていると、トントンはこちらに気付き、話しかけてくる。
tn「ぁあ、…ゾムか、…。」
そういって微笑みかけてくれる。
だが、その笑顔は少し苦しそうな、泣きそうな、そんな笑顔だった。
zm「と、とんとん、なんか、あった、……?」
つい気になって、そう話しかけてしまう。
tn「ぇ……いや、なんもあらへんよ、」
さっきと同じ、悲しそうな笑顔をする。
…やっぱり、何か隠しているのだろう…。
tn「今日シャオロンの歓迎会なんやから…早よ行きや、?」
本人は誤魔化せているつもりなのだろうか。
何があったのか、それが気になって仕方なかった。
zm「、じゃぁ、一緒行こや、」
tn「ぇ、ま、まぁ…ええよ、?」
…やっぱ、とんとん、仲間に嘘つくの、下手くそやな。
⦅tn視点⦆
zm「………とんとんさ、なんかあったやろ、」
ゾムと2人で食堂まで歩いていると、突然そのようなことを聞かれる。
tn「ぇ、…w…なんで、?」
zm「なんでって……、とんとん、ほんまあほやなぁ、」
tn「ぁ、あほ、、?」
『あほ』なんて、ゾムからはあまり言われないので驚いてしまった。
zm「だって、なんかあったんバレバレやし。」
「てかそもそも、晩飯時に総統室から出てきたんやから、なんかあるやろ。」
やっぱりゾムはすごい。
ちょっとしたこともすぐバレる。これ以上嘘をついても、意味も無さそうだ。
tn「やっぱ……バレとるんか、w」
そういうと、ゾムは突然立ち止まり、真剣な表情でこちらを見て言った。
zm「………何があったん?」
「隠さずに、教えてくれへんか、?」
しばらく沈黙が続く。
このままゾムに教えるかどうか。それは自分で決めることだ。
この行動で…どう答えるかで、何かが変わるだろう。
tn「………まだ無理、やな。」
zm「…まだ、?」
いつか、みんな知ることになるだろう。
大先生とシャオロンの関わり。グルさんが禁忌を犯したことも、全て。
けど……まだ、教えるには早すぎる。そんな気がしたから。
俺から伝えるよりも、グルさんから伝えた方がいいだろうし。
tn「……いつか知ることにはなる、」
zm「はぁ、??」
突然、インカムが鳴った。
ロボロの声が、インカム越しに聞こえる。
rbr〔おーい?トントーン?ゾムー?早よ来いや。みんな待っとるぞー。〕
〔大先生が早く食害受けて書類倍にしてほしいんやってさー。〕
インカム越しに、遠くの方から、声が聞こえる。
〔ぇ゛ッ⁉︎⁉︎そんなこと言ってへんのやけどっ⁉︎⁉︎〕
大先生の声だろう。
が、最後まで言い終わらず、インカムは切れてしまった。
ゾムはくすっ、と笑うと優しい笑顔でこちらに話しかけてくる。
zm「……行こか、」
tn「…せやなぁ、…。」
zm「じゃーとんとん!食堂まで競争なっ!!」
tn「いやそんなことせえへんわッ!!」
そう言う前に、ゾムは廊下を走って食堂の方に向かっていた。
tn「ったく、…w」
そのまま俺も、食堂の方へと歩き出した。
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