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仁人くんを俺達の部屋がある2階まで連れて行き俺のベッドに寝かせる。スーツだときっと寝苦しいから仁人くんの為にパジャマを用意した
「これ余裕が出来たら着て?スーツだとシワが出来ちゃうから。とりあえず今日は寝てな?」
「でも、そしたら泊まることになっちゃう…」
「いいよ全然。あっあと会社は休む事ね?」
「…はい、」
仁人くんの隣に座りながら仁人くんが眠りにつくのをゆっくりと待つ。そろそろ寝そうだなと思い部屋を後にしようとすると仁人くんに手首を掴まれる。
「おわっ、仁人くん?どうしたの?」
仁人くんは上半身だけを起こし俺の方を向く
「あの…わがままばっかで申し訳ないんですけど…」
「…うん?」
「しばらく手、握っててくれませんか、?」
「…え?」
聞き間違いかと思ったが確実に仁人くんはそう言ったと思う。繋ぐに決まってるじゃん。俺はまた仁人くんのそばに座り直し手をこれでもかと握った
「分かった。俺ずっとここに居るよ。大丈夫」
「ありがとうございます…」
熱を帯びた赤い頬が余計心臓にくる。仁人くんの手は暖かく柔らかい。そして片手だけで包めこめそうな程小さな手をしている
その数分後すぐ仁人くんは安心しきったように深く眠りに落ち俺はゆっくりと手を離す。
そして仁人くんが朝起きてすぐ食事が出来るようにお粥を作っておくことにした
「仁人くん、寝たん?」
「うんぐっすりだよ。」
「会社相当ブラックなんやろな、もう見た感じボロボロやったもん」
「……」
実は仁人くんが眠りに落ちる前今日の話を少し聞かせてもらっていた。仁人くんは上司から過度なパワハラとセクハラを受けているらしい。
辞めたいと相談した時は内容は教えてくれなかったが脅されたそうで。
何とか明日は休む事が出来たが、そんな事を毎日やる上司にめちゃくちゃ腹が立つ。
仁人くんがこのお店で働いてくれればいいのになんてつくづく思う
「ちょっと勇ちゃん!!!まな板まで切っとるで!!!」
「…えっ?わっ!?!ヤバっ!」
腹が立ちすぎて長ネギを切る力がまな板まで伝わっていたらしい。怪力すぎだろ、俺。
「本当に好きなんやね。仁人くんの事」
「なんだよ悪いかよ」
「だって勇ちゃんそこまで人の事好きになる事なかったやん?相当いい人見つけたんやね」
確かに舜太の言う通りだ。俺は関わりが一切無い彼に一目惚れしたんだから。
目を開けると窓から日差しが差す。お粥を作り終えた後寝落ちしたっぽい。
「痛ってぇ…」
硬いソファで寝てしまったから身体が痛い。起き上がろうとすると腰あたりから毛布がかかっている事に気付く、確実に俺自信がかけた物ではない事は分かる。舜太があの後かけてくれたのだろうか、
「仁人くん起きてるかな…」
仁人くんが寝ている俺の寝室に向かおうとすると後ろから肩をつつかれる。びっくりして反射的に後ろを向くと用意したパジャマを着た仁人くんだった。俺と体格差がありすぎて萌え袖になってるし、首周りの白くキメ細かい綺麗な肌が丸見えになっている
「仁人くん…」
朝から刺激が強すぎる。本当に
しかし仁人くんにこのパジャマを用意した事に対しては後悔していない。
「おはようございます。熱は完全に引いたし体調も大丈夫そうです。本当にありがとうございました!!」
「ほんと?よかった、、あっお粥食べれた?」
「えっ佐野さんが作ってくれたんですかあのお粥!めちゃくちゃ美味しかったです…」
キッチンを見ると完食どころか皿洗いまでしてくれていた
「皿洗いまで!!?!しなくていいのに…」
「いやいやお世話になったので。本当にありがとうございます…じゃあ俺は自分の家に帰りますね。」
「うん…え??えっ?」
家に帰る?嘘だろ、そんなの嫌に決まってる。いつ着てくれたのか分からないパジャマもまだ全然堪能していない。
しかし怪しまれたら嫌だしここは帰すべきか?いやそれは俺の本心が許していない。
スーツに着替え直そうとする仁人くんを反射的に止めてしまう
「あのさ!!…ちょっと遠出しない、?」
「遠出、?」
「いや、あの仁人くんさきっと忙しくて買い物とか出来てないでしょ?だから気晴らしに俺とどうかなーって。あっもちろん家帰ってゆっくりしてもらっても大丈夫だし…」
すると仁人くんは俺を遮るように
「行きたいです!!行きましょう!!」
俺よりも乗り気な仁人くんを見たら、より仁人くんへの愛が止まらなくなる。仁人くんはちょこちょこと準備を始める。俺も同じように準備を始める。
この後のドライブで一気に仁人くんとの距離が縮まるとは知らずに。
第4話ありがとうございました!!
第5話お楽しみに〜🕺
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