テラーノベル
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ありさの死の5日前…。
俺は寝ていた。
タンスの下敷きになっている悲しみくんの横で…。
起きたときはビックリした。
だが俺はすぐに切り替えた。
今日もまた誰かを殺さないといけない。
気を抜いてしまったら俺が殺されるかもしれない。
俺は慎重にドアを少しだけ開けた。
ホラーゲームをしている気分だ。
まぁ、厳密に言えばAちゃんを操っているときだけど…。
ホラーゲームだとドアを開けた先にいることがあるけど今は大丈夫そうだ。
俺はドアを全開にした。
するとそこには陽キャさんが居た。
あともう少しで大声を出しそうになった。
だってちゃんと確認したのに居るなんて…。
きっとドアの後ろに居てちょうど見えない状態だったのだろう。
俺は一歩後ずさりした。
陽キャさんは俺の腕をがっしりと掴んだ。
陽キャ 「なに逃げてんだよ。私の言うことを聞け。このゴミが。」
めちゃくちゃ口が悪くなってる。
いつもの明るく、ポジティブな陽キャさんはどこに行ったんだよ…。
こんなことを考えても無駄だけど…。
陽キャさんは俺の後ろを見た。
陽キャ 「お前が殺ったの?」
チャライ 「え?あ、うん…。」
陽キャさんの目の先をたどると死んだ悲しみくんにたどり着いた。
陽キャ 「ふーん。で、私を殺そうとしてるの?」
黒々しい目を向けられた。
俺は何も言えずにいた。
陽キャ 「ねぇ無視しないでくれる?」
そう言って俺の腹を蹴ってきた。
俺は床に倒れこんだ。
腹が痛い。
口から黄色い汚物が出た。
陽キャ 「うわー。きったな。で、どうなの?殺そうとしてるの?」
チャライ 「う、うん。」
陽キャ 「素直でよかった。私無視する人と嘘つく人が嫌いなの。君もそうでしょ?」
そう言って俺の髪の毛を掴んで持ち上げた。
髪の毛が抜けそうだ。
口から黄色い汚物が垂れている。
それでも一生懸命に返事をする。
チャライ 「うん。」
陽キャ 「そっか。」
そう言って次は頬を叩いてきた。
陽キャ 「私を殺せるわけないでしょ?だって今あなたやられている状態だよ?そんなんで私に勝てる確率がない。」
頬がじんじんする。
陽キャさんは次々に頬を叩いてきた。
陽キャ 「大丈夫?殺されるんじゃない?よかったね。これでいいことしなくてすむよ?いいことしても意味ないし。」
俺は頬が腫れるのを感じながら必死に言った。
チャライ 「そ、そんなことない!いいことしたら自分に返ってくるよ!相手も喜ぶし!」
俺は殴られた。
鼻から紅い液体が出た。
顔中が痛い。
陽キャ 「私の言うことを聞こうね。」
陽キャさんはポケットからカッターを出した。
少し血が着いていた。
チャライ 「それって…。」
陽キャ 「これはメンヘラのだよ。じゃあね。私の言うことを聞かない人はこの世界に要らないから。」
目の前が真っ赤になった。
怖くて俺は目を瞑った。
数十秒が経過して俺は目を開いた。
そこには陽キャさんが紅い液体まみれで倒れていた。
俺の手には悲しみくんから貰ったナイフが握られていた。
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