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勇 斗の車の中、助手席に座る仁 人は窓の外を眺めて黙り込んでいる。
勇 斗は運転しながら、時折チラチラと仁人の横顔を伺った。
「……仁 人、怒ってる?」
「……別に。いつものことだし」
「だってさ、最近、俺以外とばっかり仲良くするじゃん。今日のリハ中も、柔 太朗とばっかり二人で喋ってたし。」
自分という、最強の相棒がいながら、 仁 人が他のメンバーと楽しそうにしている。
たったそれだけで、 胸の奥が、熱い何かに焼かれるような感覚になる。
駆け引きなんて、彼には分からない。ただ、純粋に。 本当に、ただ純粋に「嫌」なのだ。
「仕事の話だよ。勇 斗が勝手に嫉妬してるだけだろ」
「嫉妬するよ! 俺は仁 人のこと大好きなんだから。俺以外の奴と二人で出かけるの、普通に嫌だもん!」
自信満々に、そして真っ直ぐに「大好き」と言い切る佐野。
そのストレートすぎる愛情表現に、仁 人は「……バカじゃないの」と顔を赤くして視線を逸らした。
勇 斗のマンションに到着するなり、勇 斗は仁 人をリビングのソファへ押し込んだ。
「ねえ、仁 人。俺のこと見てよ」
「……見てるだろ。……っ、勇 斗、近い……」
勇 斗の大きな手が仁 人の頬を包み込み、そのまま強引に唇を重ねた。
「俺だけを見てればいい」という、勇 斗の底なしの愛が伝わってくるような、深くて長いキス。
仁 人は「やめろ」と口では言いながらも、勇 斗から与えられる熱を、もう、拒むことができない。
それがどれほど心地よく自分を満たすか、 知りすぎてしまったから。
仁 人の意思とは裏腹に、 彼の体は、さらなる熱を求めて勇 斗へと沈んでいく。
ベッドへ移動しても、勇 斗の勢いは止まらない。
仁 人のシャツを捲り上げ、白い肌に何度も自分の痕を残していく。
「仁 人、柔 太朗にこんなとこ見せられないね。……俺だけの印、いっぱい付けてあげる」
「……っ、お前……マジで、独占欲……すごすぎ……っあ、」
勇 斗の指が仁人の内側を解き始めると、仁 人の頑なな拒絶は、甘い喘ぎ声へと変貌した。
ツンとしていた仮面が剥がれ、勇 斗の前でしか見せない顔が溢れ出す。
「仁 人、俺のこと好き? 一番好き?」
「……っ、はや…っと……っ、言わなきゃ、分かんないのかよ……っ」
「ねぇ?俺のこと…本当に好き?」
「……好きっ、だ、いすきっだよ……っ!」
仁 人の高い声が寝室に響き渡る。
勇 斗はその言葉を聞いて満足そうに微笑むと、自身を仁 人の奥深くへと突き立てた。
繋がった瞬間、仁 人は佐野の首に必死にしがみつく。
勇 斗は仁 人の腰を掴み、自分の愛を分からせるように、何度も、何度も、深く、熱く突き上げる。
自分なしではいられないほど、仁 人の身体と心に自分の存在を焼き付けていった。
仁 人は勇 斗の腕の中で、激しく震えながら、溢れる涙を隠すようにその胸に顔を埋めた。
勇 斗にはバレてはいけない、抑えきれずに上がってしまう口角が…
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