テラーノベル
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学校に着くと、校門の前で勇斗が自転車を止めた。
🩷「着いたよ」
💛「……ここが」
目の前にあるのは、都会にいた頃の学校よりずっと小さな校舎。
校庭も広いけれど、生徒の数は思っていたより少ない。
💛「本当にここで合ってる?」
🩷「合ってるって(笑)」
💛「なんか……思ってたより小さい」
🩷「失礼だなぁ」
💛「ごめん(笑)」
初めて会ったばかりなのに、なぜか話しやすかった。
🩷「じゃ、俺先行くね」
💛「あ、うん」
🩷「またあとで」
そう言って、勇斗は校舎の中へ入っていった。
俺も少し遅れて、その後を追う。
教室に入ると、まだ朝の時間だった。
先生に案内されて教室の前に立つ。
先生「今日からこのクラスで一緒に過ごす吉田仁人くんだ」
一斉に視線が集まる。
💛「……」
少し緊張する。
都会にいた頃は、転校なんて考えたこともなかった。
先生「じゃあ、簡単に自己紹介して」
💛「……吉田仁人です。昨日、こっちに引っ越してきました。まだ分からないことが多いと思いますが、よろしくお願いします」
頭を下げる。
すると教室の後ろの方から、
「どこから来たん?」
「イケメンやなぁ」
と声が飛んでくる。
先生「質問はあとで。吉田の席は……」
先生が教室を見回す。
先生「佐野の隣が空いてるな」
その名前を聞いて、思わず顔を上げる。
教室の後ろ。
さっきまで一緒に歩いていた勇斗が、少し驚いたような顔をしていた。
🩷「……え、俺?」
先生「そう。吉田のこと、いろいろ教えてやってくれ」
🩷「はーい」
勇斗が軽く手を挙げる。
俺は、彼の隣の席に座った。
💛「……朝はありがとう」
🩷「いいよ。間に合ったし」
そのとき、後ろから勢いよく声が飛んできた。
❤️「えっ、勇斗が朝から人助けしたん!?」
振り返ると、元気そうな男の子が身を乗り出していた。
❤️「俺、曽野舜太!よろしくな!」
💛「吉田仁人です。よろしく」
❤️「仁人って呼んでいい?」
💛「うん、もちろん」
❤️「よっしゃ!」
その隣では、明るすぎる雰囲気の男の子が笑っていた。
💙「俺は塩﨑太智。困ったことがあったら何でも聞いて〜」
💛「ありがとう!」
🤍「山中柔太朗です。よろしく」
最後に、窓際の席に座っていた男の子が、穏やかに微笑んだ。
💛「よろしく!」
五人で話していると、舜太が突然勇斗の肩を叩いた。
❤️「てか、勇ちゃん。お前、朝から女子に呼ばれてなかった?」
🩷「知らない」
勇斗が興味をなさそうに首を振る。
❤️「いや、絶対知ってるだろ!」
💙「また告白?」
🩷「違うって」
勇斗は面倒くさそうに笑った。
その様子を見て、俺は首をかしげた。
💛「……勇斗って、モテるの?」
一瞬、全員がこちらを見た。
❤️「えっ、知らんの!?」
🩷『来たばっかなんだら、当たり前だろ。』
💛「勇斗が?」
💙「勇斗はこの学年で一番人気あるよ」
💛「……え?」
🩷「ちょっと、やめてよ」
❤️「いやいや、事実やんな!?女子からめっちゃ人気あるし、男子にも好かれてるし!」
💛「へえ……」
思わず勇斗を見る。
本人は、まるで他人事のように窓の外を眺めていた。
💛「……すごいね」
🩷「何が?」
💛「いや、普通に」
🩷「ふーん」
そう言って、勇斗は小さく笑った。
その笑顔が、なぜか少しだけ不思議に見えた。
一時間目が終わると、さっそく何人かが俺のところへ集まってきた。
「吉田君って都会から来たんでしょ?」
「東京?」
「前の学校ってどんな感じ?」
質問が一気に飛んでくる。
💛「えっと……」
答えようとするけれど、少し困ってしまう。
すると隣から、
🩷「お前ら、一気に聞きすぎ(笑)」
「だって気になるじゃん」
🩷「初日なんだから、ちょっとは休ませてやれよ」
そう言って、勇斗が笑う。
そのおかげで、みんな少しずつ離れていった。
💛「……ありがとう」
🩷「ん?」
💛「助かった」
🩷「別に。俺も最初はそんな感じだったし」
💛「勇斗も?」
🩷「うん。まあ、俺はずっとここだけど」
💛「そっか」
なんとなく、勇斗のことをもっと知りたくなった。
どんな家に住んでいるのか。
どんな友達がいるのか。
休みの日は何をしているのか。
まだ会ったばかりなのに、そんなことを考えていた。
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ちょこちょこメンバーも登場します.☘︎ ݁˖
えろたろう
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#山中柔太朗
Freesia
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コメント
5件
更新ありがとうございます😭 ブクマ失礼します🙇🏻♀️ モテモテで優しい最年長さん好きすぎる😇💖 そして何より儚すぎる…‼︎! これからも主さんのペースで頑張ってください😉 応援してます‼️💪🏻🔥
3話だけで神作だと確定しています!作品名なんですけどなんてよむんですか?
転校初日の不安と新しい出会いがぎゅっと詰まった話だったね✨ 勇斗が「俺も最初はそんな感じだったし」ってさらりと言うところ、めっちゃ優しさ感じたよ…! あと曽野くんたちのテンションが明るくて、思わずこっちまで笑顔になっちゃった😊 まだ会ったばかりなのに勇斗のことがもっと知りたくなる気持ち、すごくわかる…! 次も絶対読むよ〜🎀