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皐月side
時間が経ってからどれだけ恥ずかしい事をしたか気付いて……。
梅宮「?どうした?皐月?具合でも悪いのか?」
皐月『ちげぇよっ!何でお前はあ、あんなっ!恥ずかしいこと出来るんだよっ!』
梅宮はキョトンとしながら…
梅宮「恥ずかしい事?あ、キスのことか!」
き、きききっ、キス!!Kiss!!
咄嗟に殴ってしまった…、俺は悪くない。
梅宮「いてて…もぉ、急に殴るなんて…恥ずかしがり屋なのな皐月ッ!」
うぐぐっ!
この満面な笑顔が眩しいッ!!
皐月『~ッ!こ、この!タラシ野郎ッ!!』
俺はその場から逃げるように寝室へと逃げた。
あんな顔されたら…そりゃ皆勘違いするだろッ!
くそ……。
俺が…女だったら……梅宮を幸せに出来たのかな…。
梅宮side
また俺はやらかしちまった……。
何がダメなんだ?皐月は何をして欲しいんだ?
考えても考えても分かんねぇ…。
俺なりにやってるつもりなのに……。
皐月side
俺が寝室へ逃げた後数十分後に梅宮は入って来た。
俺は寝るフリをして誤魔化す。
サラッと俺の髪の毛を撫でながら
梅宮「…ごめんなぁ、俺皐月の事全部知ってたつもりだった…。でも、違ぇんだな…ごめん。俺が自己中だから…皐月に負担かけちまったよなぁ、ごめん、それでも俺は…皐月が好きだ。」
梅宮は俺の頭にキスを落として部屋から出て行った……。
何だよッ何だよッ!!
こんなんされて……寝れるわけねぇだろ!バカッ!!
次の日
楡井side
今日も元気に街の見回りです!
桜さんと蘇枋さん、それに俺らの代表である柊さんも一緒です!
今日も誰かの為に何か手伝いが出来たら嬉しいです!
商店街の裏路地に蹲ってる姿を見るまでは……。
楡井「ちょっ!まってください!」
桜「ああ?何かあったのか?」
楡井「さ、皐月さんがッ!」
蘇枋「皐月さん?ちょっと見せて…。」
桜「はぁ!?皐月?何で…。」
柊「何で皐月がここに…くそ、取り敢えず状態確認するぞ。」
楡井「外傷は無さそうです……、ただ顔色が悪いです…。」
蘇枋「うーん、栄養失調では無さそうだ。睡眠不足かもれない。」
柊「俺らじゃ何とも言えん、病院に連れて行くぞ。」
楡井「はいっ!」
柊「俺が皐月を背負ってく、お前らは梅宮に連絡してくれ。」
蘇枋「分かりました……、桜くん?浮かない顔してどうしたんだい?」
桜「…何でもねぇ…。」
蘇枋「…そっか、ただ、俺からの助言!本当に心配なら相手にちゃんと伝えるのもアリだと思うよ?」
桜「……そうだな、皐月を放って置いたんだ……、もう容赦しねぇよ…。」
蘇枋side
桜くんの顔を見て本当に皐月さんの事が好きなんだなって思った。
桜くんが幸せになれたら俺達も嬉しいよ…。
まぁ梅宮さんには申し訳ないけど……。
俺たちは桜くんの味方なので…。