【主視点】
学園長室の扉が開いた瞬間に純が大木を笑顔で運んできた
『ちょっとまてまてまてまてまて!!弁明させて!ね?ね?番犬?純〜????』
「いやぁ…こんな感じの大木しか無かったのでこれで野球したいのでありますなぁ……もちろん球は主殿で。」
『いやごめんって!確かに手紙で書いた通りのことはしたよ?でもそんな怒る必要なくない??過去のことは水に流そうよ!暴力ヨクナイ』
「いえいえ、食べ物の恨みは恐ろしいのでありますよ。水ではないのですが、地下水で流せるものは主殿が食べたあとの残骸であります」
『ごめんって!手紙でもごめんいったやん!!!!』
「へらへらしてるのが悪いのであります。しかも手紙で
“ごめんね この間のプリンあったっしょ?
それ、勝手に食べたのは僕”
なんてモールス信号で出されたら野球したくなるタチなのであります」
『おかしくない??なんで野球なん??お前はサザエさんのカツオに野球誘う飽きない勇者、中島の親戚だったのかな??』
「赤の他人でありますよ」
『まってまって!?大木じゃないのにチェンジで!!!気軽にチェンジできないの?アンパンマンの顔みたいに!』
「なら…樹齢千年の木製バット!薔薇の棘を添えて〜」
『どう作ったん?!』
「大木の中心にそってバット型に型どる。最後に薔薇の棘付きツルを巻き付けて完成であります!!」
『3分間クッキングのようなノリで作んのやめて!何?!僕を殺したいの????』
「んなわけないっすよ〜」
『うちの新人が僕の相棒兼新人から見た先輩の性格を濃く受け継ぎ過ぎている!』
「殺すなら鉄バットに無理やり釘打ち込んで完膚なきまでに殴り、刺し、生きたまま内臓をエグるのであります!」
『酷い!酷いくらいな笑顔でそんな残酷な事をしてしまう子に育ったなんて…一体どこで僕は教育を間違えてしまったのか……』
「最初からでありますな」
「失礼します。」
学園長室の扉が開いたら礼儀正しく猫耳が着いてる女性が入ってきた
「主様、純を育てたのは知識的には私ですよ。」
『そこは譲らないのは鎌らしいね!』
「ちなみに鎌さんはなんてかいてあったのでありますか?」
「”目の前のやつは味方。来い”とだけです」
「信頼ゆえの即決ですな!」
『僕は今最高に嬉しいよ、鎌!』
「信頼も信用もしておりますが流石に尊敬は出来ませんよ。」
「自分も同意見であります」
『酷い!』
「死ねぇクソ主!!」
部屋の扉が開いたと思ったら飛び蹴りが来た
『あっぶね!!!死ぬよ?!』
「鎌!!」
「承知いたしました。」
相変わらず手際いいね!
鎌に天井から縄で吊るし上られた
「死ぬなんてうっせぇな…お前の生命力はゴ●ブリ並なんだから大丈夫やろ。」
『褒めてんの?貶してんの??』
「主様、大体303さんが怒る時は100:0で主様のせいですので仕方ないです。存分に怒られてください」
『身に覚えがないねぇ…』
「学園のみなさん、本当にすいません、ごめんなさい、主殿が阿呆で」
『ねぇ!みんな所々棘がありすぎる!ぬっしはもう3本くらい言葉の矢が打たれて心が痛いよ?!』
「うっせぇ!どうせ今回もお前やろ!白状せい!」
『僕は無実だ!』
「主様、犯人は皆そう言うのですよ。 」
『取調室でカツ丼くれないと話さないからね! 』
「すみません、厨房を貸してくれませんか?」
「甘やかすな鎌!クソ主は贅沢を言うな!」
『クソ主じゃないもん!主だもん!!!』
「なら今日からお前の呼び名はクソ主や!」
『千と千尋の●隠しのリアル湯●婆!ねぇ!理不尽に理不尽を重ねれば混沌になるんだよ!知ってた??』
「主殿、今はその話題は要らないのでありますよ。」
「うるせぇクソ主!こちらとらお前が作った混沌の時代終わらせてんだぞ!!!」
「先輩その話やめて!自分まで耳が痛くなるのでありますッ!!!混沌の前に戦作っちゃったからほんとにやめて!!」
『世界に轟く混沌の火種作って何が悪い!言ってみろ!』
「全てですよ、主様」
「しかも手紙で”ぬっしだよ〜ん★すまんけど集合だから来て”なんて書きやがって…ふざけとんのか!!!」
『僕はいつでも至って真面目だ!!』
「それはそれで心配です。」
学園長室は天から来た人達の会話やノリで本人たち以外は固まっていた
「ビクッ……びぇぇえええええん(இдஇ; )せんぱぁい!ぬしどのぉぉお!鎌さん”ん”!」
「どうしたのですか?純」
純を追っかけてた人のうちのなんだか落ち着きなさそうなヤツをみてギャン泣きって…おいおい、仮にも身体は永久指名手配犯のうちの限られた四天王の祖なのにさぁ…
「あれ怖い”い”い”!!」
「よーしよーし。よく頑張りましたね。」
『酷くない?!僕と純の対応酷くない?!』
「黙ってろクソ主!」
「常日頃の行いですよ。主様」
『ぐぬぬぬぬ!納得できない……!!』
「そろそろ良いですかな?天女様」
『あ、はい。303、縄解いて。このままだと頭に血が上って沸騰するから』
「チッ…沸騰してもええやろ」
「純、座ってください。」
「了解であります…」
縄を解いてもらって落ち着いて僕らは全員集合した
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