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──それはいつものことだった。
「すまない先生、顔色悪いですよ」
「え、だ、だいじょぶらよ・・・」
「顔真っ赤にして、目が涙目で呂律回ってないのに大丈夫なわけないでしょ」
と、バナナとブラックはすまない先生にツッコミを入れた。
すまない先生は、普段真っ白に近い肌の頬が赤く、涙目で、呂律が回っていない。どう見ても大丈夫じゃない。
「すまない先生!寝ててください!」
「そうだぜ!すまない先生!!」
「体調悪いなら寝てた方がいいですよ!」
「そっすよ。すまない先生」
「はぁあああっ!!そうだぞすぅまない先生!!」
「「マネー!!静かに!!」」
と、銀さん、赤ちゃん、ブルー、レッドの心配そうな声と、マネーの心配の声ながらも大声にバナナとブラックがツッコミを入れる。
・・・いつもの日常だ。
「ほら、寝ててください!ね?」
そう生徒達に言われ、すまない先生は保健室へと向かう。
それがいつもの日常だ。
・・・今日も、その日常が続くと思っていた。