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【K視点】
初めての体育祭、玉入れ、障害物リレー、綱引きと午前中の種目は全て終わり、昼休みに入った。朝(ほぼ深夜)頑張って僕が作った弁当をみんなで頬張りながら雑談の時間。
曇っているとはいえ、一応昼間に外で動きまくったことによる体の疲労がすごい。
K「疲れた」
なつ「あと半日あるけど大丈夫そ?」
K「半日…?!」
みや「こりゃびっくり、もう終わりでいいやろ」
ポン酢「あんたら一回も勝ててないでしょうよ」
K「あいつら強いんだもん」
美味しそうに弁当を食べるはたさことかげぴを指しながら僕も唐揚げを口に放り込む。
綱引きでポン酢たちに勝つのはまず無理だし、玉入れは運、ワンチャン勝てたとしたら障害物リレーだったけど、はたさこが思ったより速かった。
僕も早く走ろうとしたんだけどなんかかげぴにバカって言われたし。
ポン酢「あれはまじでばか」
K「勝手に読むな」
影。「奏まじで料理上手くなったね」
K「でしょー!」
自分で食べててもよくわかる。少し前までは食べたら人が死にそうと言われるほどのものを作っていたのに。
まぁ僕は元々普通に食べれてたけどね。口に入ればなんでもいい。味は確かに不味かったけど。
バブケ「午後って何があったっけ?」
いず「えーっと、借人競争、騎馬戦、クラス対抗リレーやな」
K「全部勝つか。一旦」
みや「おめぇ騎馬戦でねぇだろ!」
K「がーんば!」
プテ「奏だけ出ないのか、騎馬戦」
そう、この学校の騎馬戦は男子生徒のみの出場。理由は知らん。まぁ人が多すぎるとかそういう理由だろうね。あと男女混合だと力の差があって難しそう。
なので騎馬戦だけは応援に集中させてもらいまーす。
あるま「てか弁当めっちゃ量作ってるやん」
瀬戸「全員食べる想定じゃないの?」
ねろ「まぁKもつまんでるしな」
基本ご飯食べなくても生きていける僕らより、食べないと生きていけない人間及び動物組に基本は食べてもらう予定ではあったけど、僕らだって食べたいときはある。こうやって外で食べるご飯は美味しいし。それに作ったのは僕だし!
雑談しながら弁当をぺろりと完食し、ほどほどに膨れたお腹をさする。運動しても気分悪くならないくらいの、それでいて足りないわけじゃないちょうどいい量でよかった。配分完璧か?
ハチ「さてと、午後もボコボコにさせてもらいますかねぇ!」
ちゃげ「覚悟しときな!」
K「普通にリレーだけは勝つ」
アベ「まじで人外いない唯一のクラス泣きそうだから手加減して😭」
あるま「お前ら玉入れ勝っただろうが!」
バブケ「まぁまぁ」
軽く喧嘩みたいなことをしていれば、放送で昼休みの終了が告げられた。