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#AI
みら

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kaede🍁
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篝火

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おかゆのシーン、すごく優しい空気が伝わってきてじんわりしたよ…。“温かい”って一言に阿部ちゃんの安心感が詰まってて沁みた。 「信じてもらえなくても俺は隣にいる」ってめめの台詞、すごく重くて温かいね。一人で抱え込まないって決めた阿部ちゃんの背中を押したのが彼のその一言なんだと思う。 次、メンバーに話すところどうなるんだろう。ドキドキするけど、2人なら乗り越えられる気がするよ!
目黒のパーカーは、今の阿部には少し大きかった。
袖を二回折ってもまだ指先が隠れる。
丈も膝近くまであり、まるでワンピースのようだった。
「……ぶかぶか。」
照れくさそうに呟くと、目黒は優しく笑う。
「似合ってる。」
「そういう問題じゃないよ。」
思わず返した阿部に、二人とも小さく笑った。
数日ぶりに部屋へ笑い声が響く。
その空気だけで、阿部の強張っていた心は少しだけ軽くなった。
リビングのテーブルには、小さめの茶碗によそわれたおかゆが置かれている。
「無理して食べなくていいからね。」
「うん……。」
阿部はスプーンで一口すくい、ゆっくり口へ運んだ。
温かい。
優しい味が、冷え切っていた身体へ染み渡る。
「……おいしい。」
その一言に、目黒はほっと息をついた。
「よかった。」
阿部は少しずつ食べ進める。
三日ぶりのまともな食事。
胃が驚いているようで、一杯食べ切ることはできなかった。
それでも、半分以上食べられた。
「もう十分。」
「偉い。」
目黒は残りを自分で食べて、空になった器を見て微笑む。
「ありがとう。」
その言動に、阿部は少しだけ照れたように目を伏せた。
食器を片付け終えると、二人はソファへ並んで座る。
テレビはつけない。
静かな部屋で、時計の秒針だけが時を刻んでいる。
「……これから、どうしよう。」
阿部がぽつりと呟いた。
「いつまでも風邪って誤魔化せない。」
「うん。」
「仕事もあるし、新曲披露もある。」
俯いたまま、自分の手を見る。
細く、小さくなった指先。
どう見ても男の手ではない。
「みんなに迷惑かけてる。」
「そんなことない。」
目黒はすぐに否定した。
「でも。」
「今、一番つらいのはあべちゃんでしょ。」
阿部は何も言えなかった。
目黒は少し考えるように視線を落とす。
「一人で抱え込むのは終わりにしよう。」
「……。」
「俺も一緒に話す。」
阿部が顔を上げる。
「まずはメンバー。」
「うん。」
「それからマネージャーと事務所。」
阿部は不安そうに眉を寄せた。
「……信じてもらえるかな。」
「分からない。」
目黒は正直に答えた。
「でも、信じてもらえなくても、俺は隣にいる。」
「めめ……。」
「これは、あべちゃん一人の問題じゃない。」
目黒は阿部の手をそっと包み込む。
「恋人としても、同じグループの仲間としても、一緒に向き合いたい。」
その温もりに、阿部の肩から少しだけ力が抜けた。
「……ありがとう。」
目黒はスマートフォンを手に取る。
「先にマネージャーに連絡しよう。」
「明日事務所でYouTube撮影があるから、メンバーと事務所には俺たち二人で話そう。」
阿部はしばらく黙っていたが、やがて小さく頷いた。
「うん。」
もう逃げない。
怖くても、一人ではない。
目黒が隣にいてくれる。
その事実だけが、阿部に前を向く勇気をくれた。
二人は握った手を離さないまま、静かな夜を迎えた。