—これは、
知らないまま愛してしまう人間と、
知られたくなくて笑う人間の物語。
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「舘さー、振り覚えるの早すぎやって!」
翔太の明るい声がレッスン室に響く。
そのすぐそばで、涼太は静かに微笑んだ。
変わらない日常。
変わらない笑顔。
そう思っていた。
翔太は気づいていなかった。
涼太の呼吸が少し浅くなっていることにも、
体を支える指に力が入らなくなっていることにも。
「大丈夫?」と何気なく聞けば、
「もちろんよ」と優しく返される。
それだけで安心してしまうほど、
涼太はいつも優しく、強く見えた。
翔太はまだ知らない。
その笑顔が、
“本当の痛み”を隠すためのものだということを。
コメント
2件
なんかね、すごくね、うんとね、だてさんがね、ほんとに今も耐えてそうでね、辛いです……(?)
うわぁお…すげぇなんか、悲しい系な感じが… でもめっちゃ面白そうです✨舘様に何があったのか気になります!!