この作品はいかがでしたか?
557
この作品はいかがでしたか?
557
『…ひま!!!!』
sho「びっっっくりした!?何やねん急に大声だして…」
『だってひまなんだもーん…』
そう言ってシャオロンに話しかける。
今日は何故か皆で遊ぼうということになってシャオロンと一緒に向かっている。
sho「よう道のど真ん中で叫べるなwwそういう所は尊敬するわ」
『んふふwwwwwやろ』
sho「まぁあんま人おらんからええんやけど…」
今は夕方ということもあって人気は少ない。少し太陽が見えているぐらいのちょうど夕日が差し掛かる程度。
sho「てか俺喉乾いたーのみもん買ってくる〜待っていてくれへん?」
『おけーりょーかい』
sho「ゾムはなんかいる?ついでに買ってくるわ」
『んぇーー…じゃあ僕が好きそうなのをシャオロンさんが選んできてくださいよ〜』
sho「俺が選ぶんか………よっしゃ任せとき行ってくるわー」
『へーいーw』
(さて……暇や…)
(ついていけばよかったかもしれへんな…)
(シャオロンがなに買ってくるんかっていう興味本位が勝ってしまったな…、、、)
(まぁ…スマホでも見とったら時間なんて過ぎるか…)
(行方不明者ね…最近やけに多いな…しかもまだ見つかってないって…可哀想に…)
「キィィィィギギギィーーーーーーー」(車
『はッ…? 』バンッッ
カバッ
『はッはぁッハ……な、夢…ッ…?』
安心したがすぐさまなにか異様な匂い、そして見たことのない周りに何かが違うことに気づく。
『な、なんやッここっ…!?』
「……はッ……?…、、」
「お前っ………人間やないかっ…?」
『ヒッ…!?何っ…ばけもっ(ングッ』(手
「…………、、喋るな…他のやつがおる…(小声」
『、、、……ダラッ………』
?「んン…??いい匂い………おいっ……!ここ…美味しそーぅなにおい…がする…なぁ…?」
?「…………”人間”…?」
「……ここに人間は居らへんよ…人間の香水つけてるやつが通りかかっとったで」
?「ふぅん…」
?「…………、…………そうかぁ…ぁ」
「…よし…いったな…?」
『………ガタガタ……』
「…おまえ、名前は?」
『……、、、っゾム、です。』
「ゾム………ゾムはどうやってここにきたんや?」
『あのっ…その、車とぶつかって…ッ気づいたらっ』
奴は数秒何か考える素振りを見せる…
こいつが誰なのか、ここがどこなのかもわからないまま、流されるままに相手の質問に答える
「…………、帰り方はわかるんか…?」
『…フリフリ……』
「実はここはゾムのおる人間世界とは違う別世界、違う言い方をすれば異世界っ…ていうんかな…?」
「……ここには鬼がいる……人間は普通入れん、、」
『おに…』
(おにってさっきいたやつ…?)
(人間…の匂い…俺の匂いでここまで来とったんかな…)
あまり実感がわかないが今の現状を見る限り、理解せざるおえないな、と思いながらまた、辺りを見渡す。
「……この世界に迷い込む人間はなかなかおらんくて、希少価値が高くてよく売られるんや、」
『…えっ、…ビク』
「、怖くなるのもわかるけど…焦らんでな 、…」
突然告げられた事に少しパニックになりながら焦らないでと言われたとおりに呼吸を整え、また聞く体勢に入る。
『俺ッ…売られるんすか…?』
売られる、もしかしたら食べられるかもしれない、そう思うと怖くてたまらない
「帰り方わからんからなぁ……、人間が、来たらすぐ売られるし、帰れた試しがないねん、… 」
『じゃ…、っどうしたらッ…!』
「…このままだとゾムも売られるねん、さっきみたいな奴らに見つかって、」
『……、、 』
「…俺は鬼や、やけどゾムを売るつもりはない、」
怪しいが他に信じるものがいないので、鬼と名乗るこいつの話を一旦聞くことにした。
『…俺は…どぅ…したら…?』
「……実はこの世界の人間の価値を下げる方法が一つだけあるんよ…」
『!!ほ、ほんまッ!!?』
「…ほんまや…、、ただ、そのな、?」
『??はよおしえてや…、、!』
「……、、、、うーん……それは…な…、
鬼と結婚することや…」
『…はッ…、?』
「…ルールとして結婚したらそいつの所有物になるっていうのがあるんよ。そしてその所有物を売ってしまったったら逆に罰せられるんよね…
だから結婚がいっちゃんええんよ…」
「……まぁいややろうし、暫くはオレの家に来るか、多分みつからんから…」
「ただ、バレたらおしまいやっていうのは覚えときーよ…?」
すごく怖い表情をしてこちらを見てくる。
(寒気が…ッ)
『、は、はいっ!!…ありがと…』
「…ありがとう…なんて…ひさびさに言われたなぁ……wお礼なんて言わんでええんよ、」
「お前だって急にここに来て怖かったやろ…?」
(悪いやつではなさそう…やな、……)
『はい…、』
「俺ん家いくで…見つからんようにな…?」
『はぁーい…』
「あ、おれロボロって言うから好きに呼んでくれ…」
『ロボロ…わかった…わ…』
「ンフッ…w久しぶりに笑ったわ…おし行くで… 」
多分続く
コメント
3件