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回転木馬

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回転木馬

第17話 - 第17話私はきっと貴方のようにはなりたくなかったのかもしれません

22

2022年10月22日

#創作

神無月冬空○△□

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神無月冬空○△□

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私にとっての全てはあなただったのにあなたにとっての私はそうじゃなかった。

愛していると伝えてもあなたは私を愛していないと言った。

どうしてそんな酷いことを言うのか分からない。

私はこんなにもあなただけなのに。

私はこんなにもあなたしか見ていなかったのに。

ねぇ、あなたは何を見てきたの？教えてほしい。

私があなたの隣にいる意味を。

私の存在理由を。

私の価値を。

あなたに愛される為に今まで頑張ったのに。

結局それは無駄に終わったのね。

あなたは私の気持ちなんて知りもしないまま死んでいくんでしょう？あぁ、もうすぐお別れの時間が来るわ。

私はきっと地獄行きでしょうけど……それでも構わない。

だってようやく会えるんですもの。

あなたにまた会うことが出来るなら、私はどんな苦痛でも受け入れるし耐えられる。

だから待っていてね。

今行くから。

その時まで少しの間だけどさようなら。

大好きだよ。愛してる。だから壊すね。

僕は君を愛してるけど君は僕を見てくれないよね。

そんな君なんか壊れちゃえば良いんだ。

さようなら僕の愛する人。永遠にさよなら。

ごめんなさい。許してください。もう二度とこんな事はいたしません。

ごめんなさい。本当に反省しています。どうかお慈悲をくださいませ。

お願いします。何でも言う事を聞きます。どうか命だけは……。

でもダメなんだ。

僕は君の事が好きなんだけど君は僕の事を好きじゃないみたいだし。

じゃあしょうがないよね。

大丈夫だよ。痛くないように一瞬で終わらせるから。

僕は君の事が好きだから。

君のためを思ってやってる事なんだ。

恨まないで欲しいなぁ。

それではさようなら。

さようならのキスをしよう。

おはようございます。今日も良い天気ですね。

ああ、そうですか。貴方はいつもその言葉を口にするんですね。

貴方の言葉を聞くたびに私がどんな気持ちになるのか考えたことがありますか？いえ、無いんでしょうね。

私だって別に好きで言っているわけではありません。

しかし、私はこの言葉を言わないと生きていけないのです。

貴方にわかるでしょうか。この言葉を口にしないと自分が自分でなくなる感覚を。

私はきっと貴方のようにはなりたくなかったのかもしれません。

しかし、私はそれでもこの言葉を言わずにはいられないのです。

なぜでしょう。どうしてなのでしょう。

わかりません。私にもわからないのです