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風ノ宮「…のだ、この「魔法少女サイト」ってどうやるの」
のだ「あ、そ、それは生年月日と…」
かなたは1時間くらいスマホをいじってて、僕なんかに見向きもしなくて、なんだか───…
風ノ宮「…できたけど「次へ」をおせばいいの?」
のだ「そ、そう。ほら、これで出来たよ」
風ノ宮「ふーん…」
風ノ宮(…別に何も起きないけど。ホントに魔法使えるの?…まぁ、別に使えなくても、私の手で…いや、のだに…)
のだ「あ、契約書を見て欲しいっ」
風ノ宮「契約書?なにそれ」
のだ「ほんとうに魔法少女になるのか、とか。あっ、ちなみに1回魔法少女になったら戻れないからねっ」
風ノ宮「戻れないんだ…」
…それなら 私、いくらでも…自由自在に魔法が使えるってこと?…何それ最高じゃん。
風ノ宮「まぁ、一応読む」
のだ「うんっ。読んでからまた考え直して、やっぱやめる。とかはできるからねっ」
風ノ宮(辞めるわけない…。人生逆転チャンスだし)
風ノ宮「…で。とりあえず、魔法少女になる為に色々したけど。…何も起きてないけど?」
のだ「あっ!道具は僕が出すよっ!例えば…無限にご飯が出てくるステッキとか!」
風ノ宮「それ魔法少女関係ある…?」
のだ「い、一応魔法に入ってるんだっ 」
風ノ宮「ふぅん…じゃあ、何でも出せる道具、ないの」
のだ「あ!あるよっ。でも、この道具は何に使うか理由がいるんだ」
風ノ宮「…理由」
…ダメだ。のだは私のすることを読めている気がする。
風ノ宮(それなら…)
のだを先に殺すしか───
風ノ宮(…いや)
のだを殺したら魔法少女の私はどうなるんだろう。でも、今私は見た目も体も変わったところは無い。…でも、道具を出すのはのだ。
風ノ宮「…まだ待つか」
のだ「???」