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#あっとくん
4,915
prtg
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tg side
pr)最近、なんか痩せた、?
いつもの帰り道、君が何気なく俺にそう言った
tg)そう?
できるだけ普通に笑って返す
本当は気づいてほしくなかった
病院の白い天井を、何度も思い出す
「進行が早いですね。」
医者の声はやけに静かで、現実感がなかった。
「あと半年ほどでもう…。」
半年
その言葉を聞いたとき、不思議と怖くはなかった。
最初に思ったのは、君だった。
tg)どうやってはなれよう…
君は優しいから。
たぶん全部捨ててでも隣にいようとする。
仕事も、生活も、未来も。
それがわか っていたから言えなかった。
だから、少しずつ壊すことにした。
俺たちの関係を
『今日会える?』
そのメッセージにわざと返信を送らせる。
前ならすぐに「行く」と返信していたのに、
「ごめん。忙しい」
と打つ。
既読がついて少したってから返信が来る。
『そっか、無理すんなよ。』
その優しさがいちいち刺さる。
会う回数を減らして、
電話も適当に切り上げて、
少しずつ距離を作っていく。
でも君は諦めなかった。
pr)なんか、最近変じゃない、?
真っ直ぐな目でそう聞いてくる。
tg)別に、
そう返すと、納得していない顔をする。
ある日とうとう君が声をあらげた。
pr)ちゃんと言えよ、
俺、なんかした、…?
違う。
なにもしてない。
むしろ、なにもかも完璧だったんだ
だからこと、苦しかった。
tg)、俺さprちゃんのこと…
「好き」なんか言ったら終われなくなる。
代わりに口からでたのは、
「ちょっと、飽きてきたかも…」
…
一瞬時が止まったような気がした。
君の顔から表情が消える。
pr)は、、?
tg)、なんかさ、前ほど楽しくないって言うか、
最低だなと思った。
でももう引き返せないんだ_
数ヶ月経
もう時間がない、
そう思い最後に、手紙を残した。
色々なことを描いた。
ずっと思っていたことや思い出など、なにもかも…
でも最後は、なにを描くか決めていた。
「ずっと、prちゃんのことは、大好きだよ」
そんな一行。
言葉足らずかもだが、俺らにはちょうど良かった。
本当は、もっともっと描きたかった。
でももう時間がない。
描いている最中にも、手が震えたり、息がしずらかったり、
もう終わりなんだと思い、そのまま重い意識を手放した。
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pr side
なんとなく、
ほんの少しだけ、嫌な予感はしていたんだ。
最近俺の彼女は、どこかいつもと違かった。
かまちょな彼女は連絡をしたら、すぐに、返すし、電話もたくさんする。
けど、最近は、連絡を返すのが遅いし、俺の誘いも断ってばかり、
電話もなんとなく素っ気ない。
聞いてみようとも思い、少し聞いてみたが、
なんとなく、
これ以上足を入れては行けないような気がした。
そこで、俺は間違えたのかも、
そこで、俺はなにもしないまま数ヶ月を過ごした、
📞
電話に出ると、tgの親だった、
嫌な予感がする
まさか、と思ったが、
『tgが、っ。』
そこからは、あまり覚えていない。
ただただ、病院に急いでいき、
すべての話を聞いた。
そして、tgの親からある一つの髪をもらった。
『これ、っ、tgが、prくんにって、ツ、…』
中身を空けると、
見慣れた字、
不器用ながらに、思いを伝えようと、
俺との思い出、思っていたこと、色々なことが描いてあった。
そして、最後の一文は、
『ずっと、prちゃんのことは、大好きだよ』
読み終わるころには、涙でぐしゃぐしゃな俺がいた。
なんで俺が守れなかったんだろう。、
全部俺のせいだ…
意地でも話を聞いていれば、救えて、隣に入れたのかもしれない。
tgは、俺に話をしたら、すべてを捨てて、隣にいることを選ぶことをわかっていたのだろう。
そして、手紙の一文にもこう描いてある、
「言っちゃうと、prちゃんがなにをしてでも、隣に、いること選んじゃうと思うから(笑)」
当たり前だ。
俺は、なにを捨ててでも、tgの隣にいる。
それが命だったとしても_
そこからは、早かった。
一度病室を離れ、病院の屋上に行った。
そこでやることは決まっている。
_
少しでも動いたら、落ちてしまう。
ただ、全く怖くなかった。
大好きな彼女に会いに行けるからだろう。
ぴょんっ
そのまま意識を手放した。
コメント
2件
感動、切ない感じが凄く伝わる! 最後のぷりちゃんしそうだなぁ
感動系っていいよね.......🥲🥲 ぷりちゃんの優しさ(?)がめちゃ伝わってくる....