ごちそうさまでした…
澤村:…みんな、これからどうするか?
黒尾:どうするって…ここを抜けるしか…
木兎:でも出られねぇぞ?
及川:どうやってここを出るか、だね
バチバチッ
リエーフ:っ…!ぐっ!
夜久:リエーフ…どうかしたか!?
リエーフ:っはぁ…はぁ…
夜久:サスサス
リエーフ:っ…ふ…はァ
リエーフ:すんません…落ち着きました…
リエーフ:実は…俺たちの着けてる服のどこかに電流が流れる装置が着いてるみたいで…皆さんがここを出ようとした行動、言葉を発したときに流れるようになって……監視カメラあります
松川:それじゃ、君らの行動、言葉も丸聞こえじゃないの?
花巻:そうそう、さっき君、俺らに悪意ない的なこと言ったでしょ?大丈夫?
日向:そんな気遣いが出来るなんて…余裕ですね
リエーフ:日向っ!大丈夫!?
日向:うん、俺は小さい頃から訓練受けてきたから
木葉:訓練って、、
日向:体に電気流したり毒を取り入れたり一週間何も食べないってことが定期的にあったり…ですかね?
…
リエーフ:え…大丈夫だったのか?
日向:うん…流石に十年もやってたら体制がつくよ…電流は痛いけどね
影山:十年…
日向:影山がそんな顔しなくても良いの、それと皆さん、人の心配じゃなくて自分の心配したらどうです?
日向:リエーフ、部屋に戻ろう
リエーフ:う、うん
トコトコトコ
月島:十年って…少なくとも6歳のときからはやってますよね
国見:一週間何も食べないって…小さい体だと危険すぎません?ただでさえ小さいのに…
赤葦:体が小さいのも…それに影響されてるのかもしれません…
黒尾:リエーフはそんな様子なかったみたいだけどな
孤爪:リエーフは多分…最近雇われたんだろうね…翔陽みたいに小さい頃から訓練されていないみたいだし…そもそも政府からの信頼度が違う…
西谷:信頼度って…なにがだ
孤爪:多分翔陽は電気が流される装置なんてつけられてない
!?
孤爪:リエーフと翔陽の服の構造…似てたけどリエーフのは布が厚い…服の中に動線が埋め込まれてるんだろうね…でも翔陽は薄かった…電気流せる装置の隠し場所…無かった
菅原:信頼度の強い日向は俺達側につく可能性がないってことか…それに比べて灰羽くんは日向よりも政府に雇われた期間が圧倒的に少ない…俺たち側に付く可能性があった、ってことか
孤爪:コクッ
縁下:なら灰羽ももしかしたら監視されているって可能性が高いね、、、
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続き楽しみです