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#独占欲
#ワンナイトラブ
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みぅ🤍🥀です うわあ……「顔面判定システム」が娘さんに搭載されてて笑った(笑) お父さん涙目になっててちょっと切ないけど、最後に指ぎゅってされたの……あれ、もう完全にパパって認めてるんじゃないかな。新生児あるあるだけど、アイドルより医者より、最終的には陽一さんの指握ってるの、ちゃんとお父さんだよって言われてる気がした。名前決めの話、続きがすごく気になる🌙
病院、個室のベッド。
ひよりさんは、パジャマの前ボタンを外し、たまちゃんに授乳を始めた。
僕は――窓の外を見たり、床のシミを数えたり、とにかく必死に視線の置き場を探していた。
(……落ち着け。あれは今、たまちゃんの『大事な食料』なんだ)
(やましい気持ちを持つな、自分……!)
「……陽一さん、どうかしたの?」
「な、なんでもないよ!」
ひよりさんが、くすっと笑った。授乳が終わり、娘を受け取る。
さっきまでグズっていた娘は、お腹がいっぱいになったのか、僕の腕の中でうとうとし始めた。
(……ついに僕の「抱っこスキル」が合格点に達したのか?)
ほんの少し、父親としての自信が芽生えた――そのときだった。
「……陽一さん。これから私の家族が来るから、ちょっと『実験』に付き合って?」
彼女が真顔で言った。
「実験?」
「この子の“泣き止み条件”」
***
最初は、ひよりさんの兄・大地さん。
長身で端正な顔立ちだが、今は黒いサングラスをかけている。
「……おー、小さいなー」
ひょいと持ち上げた、その瞬間。
――ぎゃああああああああ!!
「おおお!? なんだ、俺の筋肉が怖かったか!?」
「ちょっと待って、お兄ちゃん。サングラス取ってみて」
言われるがままに大地さんがサングラスを外す。整った素顔が露わになったとたん、ピタッと泣き止んだ。
(……待て。今、完全に顔で選んだよな? まさか「顔面判定システム」を搭載しているのか……!?)
***
次は、ひよりさんのお母さん。
「はいはい、おばあちゃんよ~」
お母さんが慣れた手つきで抱き上げると、娘は即座に「すやぁ……」と眠りについた。
「……さすが、安心感が違うのね」
「『お母さんパワー』は無敵なのよ~」
感心する僕の横で、ひよりさんがスマホを取り出した。画面には、今をときめく超絶イケメンアイドルのYouTube映像。
「次、起きたら、これ、試してみない?」
「いやいや……さすがにそれはまだ早すぎ……」
そう言いかけると、娘が目を覚ました。映像を流すと、手足をバタバタバタバタ!!と猛烈に動かし始める。
「……え、暴れてる!?」
「違うわね。これ、リズムにノってるのよ~」
とお義母さん。
(……リズム感が合ってるのが、逆に怖い……)
***
「……よし」
僕は覚悟を決めてソファから立ち上がった。
「ラスボス登場ね!」と彼女笑った。
(やめてくれ、その扱い)
慎重に、壊れ物を扱うように娘を抱き上げる。
「……よし、泣かない。これならいける――」
――ぎゃあああああああああ!!
「なんでだよ!!」
(僕は父親だぞ!? さっきのアイドルより付き合い長いだろ!!)
絶望する僕の背後に、ノックとともに救世主が現れた。
例のイケメン担当医である。
「失礼します。少し赤ちゃんの様子を見ますね」
その瞬間、娘はピタリと泣き止んだ。医師が顔を近づけると、今日一番の「にこぉっ♡」という笑顔が炸裂する。さらには、医師が触れた指を、小さな手でギュッと掴んで離さない。
(……それ、僕のポジションだよな……?)
「元気なお子さんですね」
苦笑いして去っていく医師の後ろ姿を、僕は灰になって見送った。
「……陽一さん、そんなに落ち込まないで」
ひよりさんの腕の中で、娘は再びうとうとし始めた。僕がそっと指を差し出すと――娘はその小さな手で、僕の指を「きゅっ」と握った。
「……あ」
「ちゃんと分かってるんじゃない?お父さんだって」
彼女が優しく笑う。
まだ何も語らない、小さな命。
(……たとえスタート地点が『顔面判定』で不合格だったとしても。……いつか、『パパが一番だ』って言わせてみせるからな!)
彼女がふと思い出したように言った。
「そういえば、名前、何にする?」