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貴 方 の 亡 骸 は 泣 い て い た
ミーンミンミンミン…
蒸し暑い教室
「……ブラブラ…」
描きっぱなしの黒板
横も縦も同じに並ぶたくさんの机
「……~~~♪…」
水が変えられてない花瓶の中
出しっぱのノート
?「お、これはこれは…珍しい先客だな」
?「”燋”」
置いていった先生の赤えんぴつ
syp「…ずっとアンタを探してたんすよ……」
?「なんだ、なんだぁ?言っておくが単元レポートの課題の締切はもう過ぎてるぞ」
知らない先生
いや
みんなの記憶から消された
綺麗さっぱり
跡形もなく
チリのように
syp「先生こそ…一人で何しにきたんすか?」
片手に大きめのオイルタンクと
せんせーのお気に入りのライター
?「せんせー?先生はなぁ~…」
?「まだやること残ってるからそれして帰るんだよ」
?「大人ってのはガキと違って忙しいんだよ…w」
歩く後に
影がついていく
syp「……死んだって何もないっすよ」
?「……ボトボトッ…」
ガソスタのような臭さが
部屋を満たしていく
彼女の積もって崩れた闇と
?「失礼だなぁ…掃除だよ、そ・う・じ」
?「ガキは帰る時間だ…早く帰りなwコトッ…」
帰れば
貴方は燃えて居なくなるんでしょう?
暑いのが嫌いなくせに
自らそんなとこに体をほおり投げるなんて
なんて馬鹿な人なんだ
syp「アンタが燃えて消えるくらいなら…スタスタ」
?「……燋…?」
syp「ピタッ…」
どーせ死ぬのなら
元に戻ってしまうのなら
一緒に燃えて消えてやる
?「ダメだ…お前は死ぬにはまだ早いじゃないか…」
syp「それはアンタも同じでしょ?」
?「私はもう充分生きた…何も不服なんてない…」
syp「じゃあなんで…学校ごと燃やそうとするんすか?」
?「……それは言えない…」
?「言ってはいけないんだッ…グッ…!」
?「早く断たないといけないッ…お前たち生徒がッ!」
?「…子供がッ…罪に囚われ一生後悔することなんてッ…」
?「あってはならないんだよッ…ギュッ…」
何故泣くのか
何怒っているのか
何度ループを続けても
syp「じゃあ…ワイも一緒にせんせーと背負うわ…wスタスタ…」
?「ダメだッ!ライターをおけッ!ダッ!」
貴方が泣く理由がわからない
だって教えてくれないから
死んだって何も無いのに
syp「カチッカチッボッ!」
syp「行きましょう…グイッ!」
?「やめッ((((」
syp「死ぬ時は一緒ですよ…///」
また来世で
会いましょうね
syp「ちゃんと…また貴方を作り直して…」
※名前は次回出します
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「あ る 一 人 の 生 徒」