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煙草の味はどこでも同じ

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5 - 第5話 こっちとあっちの〇〇のこと

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2025年05月17日

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これは、d!様の二次創作です。








ご本人様には一切関係ございません








エセ関西弁、捏造注意








その他の注意書きは第一話を参照ください
















でははじまります
























もともと今日は、3人で遊ぶ予定があったらしい。ところが、俺がこっちの世界に来てしまったので、予定を変更することにしたという。

syp「どうすんの?」

syp『うーん、とりま俺らのとこの、魔術とかそういうの詳しそうな人たちに話聞くかな、くらい』

ci『そんな奴おったっけ?』

syp『まずemさん。あの人何でも知っとるし。で、あとgrさんとかosさんとか。あー、あと兄さんとかも噂で聞いてたりしそう』

ci『部長は?』

syp『知識はあるだろうけど、連絡取れへんやろ』

ci『じゃあたまに来る手紙は何なの?』

syp『なんか看守を手懐けたらしい』

ci『マジかw』

syp『でもさすがにすぐにこの事態を報告して案出してもらう、ってのは無理かな』

俺とは違う世界にいる他のメンバー、つまり、俺の所属する軍の幹部たちの名前が次々と挙がる。だけど、名前だけは理解できてもあとはわからない。鏡を超えただけで、こんなに性格が変わっているのだ。見た目と名前だけが同一であるということしかわからない。とりあえず、聞きたいことを一つずつ聞いていく。

syp「あー…、聞きたいことがあんねん」

rp『あ、誰が誰で、っていう…』

syp「いや、名前は俺の世界と一緒。今んところな」

ci『性格のこと?』

syp「……、ようわかったな」

syp『確かに、俺ら同士でもかなり違いますもんね。ciとrpは知らんけど、世界が違うと性格も変わってくんねやろか』

syp「あと一番聞きたいのはkn、連絡取れへんってどういうこと?」


ci『脱税して獄の中です☆』

syp『wwww』


syp「……は?」


アイツが、あのknが、獄の中、だと!?

syp「どういうことだよ!?」

syp『そのまんまっすよ。脱税疑われましてね、無事牢屋にぶち込まれましたから』

ci『まあでも何気に新しい知り合いとかつくって上手いことやってるようやし、心配はいらなさそうよね』

rp『定期連絡も来ますしね』

syp「なんか、そっちの世界のknは、すげぇな…」

呆れを通り越してもう尊敬だ。いくら何でも脱税はヤバい。それとも何?、お前納税制度のない国で生まれたんか?

syp「意味わっかんねぇ…」

脳が情報を処理できず、停滞する。こいつらもこいつらで、投獄されたことをなんの躊躇いもなく、むしろネタにする勢いで話している。俺らよりヤバない?

syp『まあ、身柄を拘束される瞬間のことは大先生がしっかり見てるんで、もっと詳しく聞きたいなら彼にどうぞ』

syp「いや別に…、聞きたないけど…」

ci『え、そうなの?めっちゃおもろかったけどな』

syp「おかしい…、狂ってんだろ…」

rp『まあ、す、少し、ね、変わり者揃いなんですよ、きっと…w(苦笑)』

これ以上この話題を続けていたら本当に脳が煮えたぎって溶けた挙げ句パンクしてしまう。急いで話題を切り替えることにした。

syp「あ、あと他に、大先生、って奴のこと」

syp『そっちの世界にもいます?』

syp「いるにはいる。お前ら、utとは仲良いんか?」

syp『軍団作ったり奢ってもらったりするくらいには、なぁ、ci?』

ci『えぁ、?』

話題を振られると思ってなかったのか間抜けな声を出す。眠そうだし。誰のことー?、とあくびをしながら答える姿を見ると、こちらまで眠くなってしまう。

syp『兄さんのこと。話聞いてろや…』

ci『あぁ、ごめんごめん…、え、兄さんがどうしたって?』

syp『ciは大先生と仲良いですかー?』

ci『え、うん。あ、当たり前じゃん。え、sypは違うの?』

syp『いや、イロニーさんに聞かれたから』

ci『あー!そういうことね!』

なるほど、と納得する素振りを見せるciは、そのキラキラした目をこっちへと向けた。いかにも興味津々という感じである。何を言われるのだろう…。

ci『イロニーはさ、大先生と仲良いの?あっちの世界でも鬱軍団はある?』

syp「……、ut、ね…」

まず、鬱軍団というのが何なのかわからない。会話の内容から推測するに、utとsypとciの3人の呼称なのだろう。

おせじにも、仲が良いとはいえない。関わりを持つこと自体を避けているような感じだ。knからの圧力で、容易にutには近づけない。だから、彼がどんな人物なのかすら、知らないのだ。

syp「関わることがないし、知らない。たまに仕事で一緒になるけど、それっきり、やな」

一番無難な回答を選んだつもりだった。ところが、それを聞くなりciは信じられない、とでもいうような顔をした。

ci『syp聞いた!?』

syp『うん』

ci『やっぱおかしいって!』

syp『なんか、イロニーさんのとこ、嫌な雰囲気しますよね』

syp「そうか…」

rp『え、でも、同じ職場なら、少しくらい…』

syp「残念なことにな、『あんな奴とは関わるな』って言われてんねん。任務以外で話したりなんかしたら俺の命があったもんじゃない」

syp『こっわ!?』

ci『それ、誰に言われてるん?』

syp「kn」

rp『え…、嘘でしょ…』

syp「アイツは、な。壊れてもうたから。だいぶ前にやけど」

だから、仕方がない。あれだけ独占欲が強くなってもおかしくない。あんなことになって、むしろよくそれまで耐えれたな、という感じだ。

空想と現実の区別がつかなくなり、自身を王様だと認識し始めた。だから、彼は勝手に他人を奴隷と決めて、好き勝手(tnに粛清されない程度)に暴れ回っている。

その奴隷に選ばれたのがutである。

knのストレスのはけ口にされた哀れな元相棒は、抵抗を端から諦めて大人しく彼に従っている。時折見せる反抗心を宿したその目も、すぐにもとに戻る。

そんな生活の何が良いのか。

でも、平和な彼らにそんなこと伝えるわけにはいかないので、またもや嘘をつく。

syp「knとutは昔から一緒らしいから、お互いのことをよく知ったうえでの発言なんやろうな」

syp『へー…』

また場が静まりかえる。まあ、そうやろうな。

すると、ピコン、と通知音がして、ciがスマホを手に取った。すると、すぐさま笑顔になり、嬉々とした声色で話し始める。

ci『ねえ、emさんたち来てくれるって!』

rp『やった!』

syp『良かったー』


……、こっちの世界のemたちはどんな感じなのだろうか…。

想像すると少し面白い。

syp『じゃあみんなで家の片付け始めるか』

ぞろぞろと部屋を出て、色々と準備を始める。俺の世界ではあり得ない光景。

普段だったらあり得ない、そのことだけが、今の俺にはとても輝かしくて、鬱陶しく感じられた。






















——————————————————————————————

1話が長くなりがち病。そして終わり方が下手という重大な合併症まで抱えているとは、救いようがないですね。

もうすぐ試験なんですよ。ほんとに死んでほしい。数学無理だし、英語は知らんし、国語は覚えられんし。

何とかしなければ。

それでは、また

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