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このお話めっちゃ可愛い💕
あれから夜までダンスの練習で、シャワーもご飯も済ませてから帰ってきた
もちろん目黒は様子見で、激しくないもの以外は見学だった
「「ただいまー」」
自分の部屋は借りたまま残してあるが、俺は今は、ほとんどの時間をめめの家で過ごしている
部屋着に着替えた後、めめは自分の部屋の変化を面白そうに眺めている
テレビボード前に飾ってある、めめお気に入りの2人の写真を眩しそうに見つめる
「ほんとに付き合ってるんだ」
「だから、そうだって」
「ふふ、そっか。……しょっぴー、ちょっとくっついてもいい?」
「ん?あぁ、いいぞ、ほら」
ソファに座ったまま腕を広げれば、腰掛けながらそっと抱きついてくる
「俺は今しょっぴーのことなんて呼んでるの?」
「昔みたいに」
「翔太くん?」
「うん」
「翔太くん、好き」
「ん、俺も好きだよ」
「………嬉しい〜」
背中に回った腕に力が籠る
「めめ、頭打ったところはもう大丈夫なのか?」
「ん、たんこぶできたけど」
「どこ?」
「ここ」
誘導された場所を撫でる
「よかった、大怪我しなくて」
「心配させてごめんね」
「うん」
記憶が飛んだ以外に、なんともないことを改めて確認してホッとしていると、じっとめめが見つめてくる
「翔太くん、キスしていい?」
「…………いいけど、そこまでだぞ」
「…………わかっ、、、た」
「おい、その間はなんだよ」
「だって!嬉しいし!しょうがないじゃん…俺だっておとこのこだし」
「おんなのこに見えたことはないんだけど」
「そういうことじゃないでしょ!…………なんでだめなの?」
「だって今のお前は、俺が付き合ってるめめとは、厳密に言うと違うだろ……お前のことだから、過去の自分にも嫉妬しそうだし…」
「ちぇっ!」
「ほらもう、キスまでは許してやるから」
そう言ったのが間違いだった