テラーノベル
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世間は年明けの準備で賑わっている。
おせちのチラシが配られたり、お正月の飾り物が売っていたりしていてなんだか心がワクワクする。
今年のバイトも今日で終わりだ。
明日と明後日は家の大掃除でもしよう。
そんなことを考えながら締め作業をする。
「お疲れ。」
「お、お疲れ様です!」
先輩に声をかけられた。
この1年間、色々なことを教えてくれた先輩だ。
今年の出来事を一緒に振り返る。
初めて挑戦したアルバイト。
美味しかった賄い。
暑かった夏休み。
散々だったテスト。
キラキラと輝いていたイルミネーション。
とても充実した1年だった。
「この1年間本当にお世話になりました!」
「こちらこそ。」
先輩はニコニコと微笑む。
片付けも終わり2人で店から出た。
「帰り道気を付けてね。」
「はい!」
家までの道を少し歩き始めたが、大切なことを思い出した。
クルリと先輩の方に向き直る。
「先輩!」
「ん?」
「よいお年を!」
「……よいお年を。」
世間は年越しの準備で賑わっている。
特売セールをやっていたり、年越しそばが売られたりしていて少し心がソワソワする。
今年のバイトも明日で終わりだ。
大晦日は何をしようか。
そんなことを考えながら締め作業をする。
「お疲れ。」
「お、お疲れ様です!」
後輩に声をかける。
この1年間、色々なことを教えた後輩だ。
今年の出来事を一緒に振り返る。
『初めて挑戦したアルバイト。』
『美味しかった賄い。』
『暑かった夏休み。』
『散々だったテスト。』
『キラキラと輝いていたイルミネーション。』
とても充実した1年だったらしい。
「この1年間本当にお世話になりました!」
「こちらこそ。」
後輩はニコニコと笑う。
片付けも終わり2人で店から出た。
「帰り道気を付けてね。」
「はい!」
後輩の後ろ姿を見つめる。
突然何かを思い出したようにこちらを向いた。
「先輩!」
「ん?」
「よいお年を!」
そう笑顔で言ってくる。
君とはもう、年を越さないと会えないんだね。
「……よいお年を。」
コメント
6件
二人の性別が明かされてないから、いろんな想像ができるね 後輩さんが女の子だったら萌える