テラーノベル
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他グループのメンバーに笑顔でしがみつく康二の姿を見た瞬間、目黒の頭の中で、何かが完全にブチ切れた。
「あ!やべ、行かなきゃ!康二くん、またなー!」
相手の男が去っていくのと同時に、目黒は廊下へ飛び出していた。
大股で歩み寄り、振り返った康二の手首を、痛まない程度の、だけど絶対に振り払えないような強い力でガシッと掴む。
橙「うわっ!? び、びっくりした……めめ? な、なに、」
黒「ちょっと来て」
橙「え、待ってや、どこ行くの――」
目黒は康二の言葉を聞きもせず、そのまま誰もいないテレビ局の非常階段の踊り場へと、強引に連れ込んだ。
重い扉が静かに閉まり、薄暗い空間に2人きりになる。
橙「な、なんなん急に! めめ、怒ってるん? オレ、なんかまたうっとうしいことしてもーた!?」
掴まれた手首を押さえながら、康二の瞳にみるみるうちに涙が溜まっていく。
その涙を見た瞬間、目黒の胸にズキリと鋭い痛みが走った。
やっぱり、俺のせいで怯えさせていたんだ、と。
黒「怒ってない。……っていうか、怒ってるのは俺のほう。康二に対してじゃなくて、自分に」
橙「え……?」
黒「なんでオレから逃げるの? 楽屋でも、さっきも。……俺と2人きりになるの、そんなに嫌?」
目黒の低くて、今にも泣き出しそうな、必死な声。
康二は涙をポロポロと溢れさせながら、首を激しく横に振った。
橙「嫌なわけないやん! 逆や、逆!! めめが、朝からオレのこと全然見てくれへんし、話しかけたらめちゃくちゃ怖い顔して拒絶するから……! だから、オレのこと嫌いになったんやって思ったんや!!」
康二の口から飛び出した、予想もしなかった大号泣の告白。
黒「嫌いになるわけないじゃん!!」
目黒は康二の両肩を強く掴み返すと、昨夜居酒屋で先輩たちに誓った「本気」を、そのまま目の前の愛しい男に向かって叫んだ。
黒「男同士とか、メンバーとか、そういうの全部抜きにして、俺は康二のことが一人の男として好きなんだよ!! 嫌いだから見られなかったんじゃない、意識しすぎて、近くにいたら、その….押し倒しちゃいそうだったから必死に隠してただけ!!」
橙「え……?」
黒「さっきだって、他の奴に嬉しそうにくっついてるの見て、狂いそうになるくらい嫉妬した。……俺、ポーカーフェイスなんか気取ってたけど、康二のことになると、全然余裕ないんだよ」
目黒はハァハァと荒い息を吐きながら、真っ赤な顔のまま、康二を壊れ物のようにそっと腕の中に抱きしめ込んだ。
ぎゅう、と伝わってくる、お互いの速すぎる心臓の鼓動。
橙「めめ、……オレのこと、好きなん?」
黒「大好き。お前が思ってるより、ずっと前から、ずっと本気」
腕の中で、康二の体が完全にフリーズする。
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#いわふか
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めかぶぷりん
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不器用すぎる『”恋”のポーカーフェイス』の仮面が完全に剥ぎ取られた瞬間、二人のじれったすぎる両片思いは、最高に熱い温度を伴って、ついに本物の恋へと変わった。
コメント
3件
きゃあああああ!!第4話、読んだよ読んだよ!!😭💕💕 めめが康二の手首掴んで連れ出すシーンからもう胸がギュッてなった!!「押し倒しちゃいそうだったから必死に隠してた」って告白、マジでずるすぎるでしょ!!😤💘 今まで冷たく見えたの全部そういうことだったのか〜!ってなるし、お互い「嫌われた」って思ってたのが切なすぎて泣ける…!! 両片思いがついに本物の恋に変わった瞬間、最高だったよ!!続きが待ちきれない!!推す!!🔥🔥