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メモ帳で貼っての繰り返し〜
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重厚な執務室。分厚い扉の向こうは、前線の喧騒とは切り離された静寂に包まれていた。
「前線部隊、補給路遮断任務——成功」
書記長tnが、端末を操作しながら淡々と読み上げる。
「被害ゼロ。
評価対象者、rbr」
その名に、部屋の空気がわずかに動いた。
窓際に立つ男が、ゆっくりと振り返る。
「……A国生まれの、市民権候補者だったか?」
総統grだった。
階級章も勲章も最小限。
だが、その存在感だけで、この国の頂点に立つ人間だと分かる。
「はい」
tnは頷く。
「utの判断で、全軍共有されるな。 zmの直轄作戦にて、複数回の被害回避判断」
grは、報告書に目を落とす。
「“象徴”を作りにきたな、utは」
「あぁ」
「で、反発は?」
「すでに出ています。
特に後衛部隊と、旧来の正規市民出身兵から」
grは小さく笑った。
「健全だ」
tnが一瞬、目を細める。
「……健全ねぇ、 」
「不満が出ない改革は、形だけや」
grは報告書を机に置く。
「だが、その中心に据える人間は——
慎重に選ばねばならん」
視線が、rbrの名前で止まる。
「このrbrという兵士。
危うい立場やな」
「はい」
tnは言葉を続ける。
「A国側から見れば裏切り者。
国内から見れば、特例の存在」
「どちらにも、利用される」
grは静かに頷いた。
「それでも、前線で結果を出した」
「はい」
「なら——」
grは決断する。
「この件、俺の管轄に置け」
tnは即座に端末に指を走らせる。
「は、総統直轄の注視対象とかやばいんとちゃいます?」
「そうや」
grの声は、冷静だった。
「守るためやない。
切るためでもない」
「“見極める”ためや」
tnは一瞬だけ、rbrの個人記録を見つめる。
「……utには?」
「伝えてええ」
grは窓の外、遠くの前線を見据える。
「前線で使えるなら、それでええ。
だが——」
低く、はっきりと言う。
「国家として“持つ”価値があるかは、別や」
同時刻。
前線拠点の通信端末に、新たな通知が届く。
【通達】
対象兵士 rbr
総統gr・書記長tn
注視対象として記録
短い一文。
だが、それは意味していた。
rbrは、
前線だけでなく、国家中枢の視界に入った。
zmはその通知を見て、静かに息を吐く。
「……総統、書記長直轄か」
「覚悟はできてるか」
rbrは、端末を見つめたまま答える。
「……はい」
もう後戻りはない。
この戦争の中で、
一兵士だった存在は——
国に試される駒になった。
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なんで今出したんや
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