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魅津希サイド)
あれは私が吐くまだちょっと前ぐらい
この時は軽く吐き気がするぐらいだった、でも少し少しと身体中に嫌悪感が走り私の体が物凄く敏感になり…「はぁ……はぁ……」と息遣いまで荒くなり始め…私は結局助けてもらっている身の中で綺麗なベッドを汚してしまった…
多分だが、これは発情期?だっけ…まぁ、それに関係していると思う…多分だけど!知らないけど!
でも、本能として……だけど分かる…発情期に関係してると思う…
魅津希)ん、ぅ……
目を開けると龍城さん達が心配そうな顔をしていた
魅津希)あ、ぇ……?
喉には大分だが違和感があった……まぁ、あれだけ吐いたら仕方ないか…あんまり記憶ないんだけどね
龍城)良かった…姉貴達からお前が吐いたって聞いて大急ぎで来たんだぞ!
魅津希)ご、ごめんなさい…
龍城さんが不安そうな顔をしながら「とりあえず水を飲め」とコップを差し出した
しばらくオドオドしながらコップに口をつけて水を飲み込む
龍城)気持ち悪くないか?
魅津希)は、はい笑シェドも心配してくれてありがとうね
シェドは隣で気持ち良さそうに眠っている
シェドは「クゥン…」と軽く鼻を鳴らしスヨスヨと気持ち良さそうに寝ている
魅津希)ほんと、この子は呑気ですねぇ
那木)……呑気なのはあんただ
魅津希)え?
那木さんは私の足に乗っかって「俺らの国のやつに薬もられて吐いてたんだぞ」と衝撃な事実を告げられた
魅津希)ど…毒!?
龍城)あぁ、お前が吐いたあとお前の口から薬が出てきたんだ、俺が飲ませたヤツとは別のやつがな、カプセルの薬が出てきたんだ
魅津希)まさか…私の体がその拒否反応を起こしたのですか?
龍城)あぁ、調べるとお前の胃液とは別の反応がでてきたんだ
龍城さんが神を差し出してくれた
魅津希)あの……これは?
龍城)薬の作用だ
紙を見ると薬の作用は「発情抑止剤」と、描かれていた
魅津希)あ、あの……これは一体…
話を聞くと抑止剤…抑制よりも更に欲を抑える……いや、正しく言えば押さえつけて欲を出さないようにする…というのが抑止
そして誰がこれを作ったかは不明との事…組の内の誰かが作ったとの事……医療関係で親しくしている人が結構多いらしく探すのには時間がかかるとの事
魅津希)…私のことが嫌いじゃなきゃこんな事しませんよね……
龍城)妬んでやったことだろ
魅津希)わ、私何かしましたか?なんか…こう、組の邪魔になるような…
龍城)まぁ、お前は確かにわがままが有るがそれ以外は何も無い
魅津希)それ…慰めてるのか慰めてないのかどっちなんですか……
龍城)まぁ気にするな
龍城さんは私の頭を撫で「直ぐにお前が楽に暮らせるよう整えてやる」と言って那木さん達を置いて部屋から出た
魅津希)ほ、本当にご迷惑をおかけしました……
雅魅)謝るな、悪いのは俺達の組の奴らだ
那木)お前が寝てる時にそばに居てやれなくて悪かった、俺がそばに居たらお前を守れたのに……
雅魅さんと那木さんは顔をしゅんとさせ反省してるのが目に見える
魅津希)い、いえいえ!私の警戒が緩かったせいです
お2人を慰めるよう「大丈夫」と言ってもお2人は完全にしょげてしまった
那木)今は俺のせいにしてくれ……お前のそばに居てやれなくて本当に悪い
2人の頭を撫でて「私のせいであなた達を傷付けたくないです、謝らないで下さい」と優しく言うと「みずきぃ〜……」と甘えて来た
魅津希)よしよし、ごめんなさいね私のせいでこの組の空気をピリピリさせてしまって……
那木)ううん、魅津希は悪くないよ…本当にごめん
頭を胸にこすり付けて来る2人の頭を優しく撫で「お願いします、もう気にしないで下さいね」と伝え2人の額にそっとキスをして「私はもう寝ますけど気にしないで下さいね」とだけ伝えて私は眠り始めた