テラーノベル
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先輩と付き合い始めて数ヶ月経ち、今日は待ちに待った文化祭の日となった。
飲食店やゲームコーナー、カフェなど様々な出し物を各クラス行うが、俺はそれよりも楽しみにしていることがある。
それはーー
「若井くん、今日のコンサート見に来てよ?」
「え〜あれコンサートって言うんですか?笑」
そう、先輩のバンド披露だ。
先輩がギターを弾いている姿などは見たことがあったが、ドラムやベースも加えてしっかり「バンド」という形になっている姿は見たことがなかったためもの凄く楽しみにしている。
「ま、14時からだから。遅れんなよ?笑」
「保証はできません笑」
「おい!笑」
そういえば、先輩のクラスは執事喫茶をするらしいが先輩は出勤しないとか言ってたっけ。
先輩の執事姿など絶対カッコいいだろうなと見たい気持ちもあるが、周りの人たちにそんな姿の先輩を見せたくないという独占欲で俺の心は埋め尽くされる。
「じゃ、先行きますね!」
「おう、頑張れよ!」
俺のクラスは朝の7時に集合となっているため先輩より早く家を出る。
そして教室へと少し早歩きで向かった。
時刻は14時7分。現在俺は校舎から体育館へと繋がる廊下を歩いています。
え、もうバンド始まってんじゃないの?と思いましたね?
そうです、もう始まっています。
体育館からは微かに綺麗なギターやキーボードなどの音色と先輩の歌声が耳に入ってくる。
かなりピンチ。
先輩に朝冗談で「保証できない」って言ったけど、マジになるとはな………笑
俺は急いで体育館へと入る。
〜
体育館へ入ると、そこには大勢のお客さんと、その目の前の舞台上でカッコよくロックな曲を披露している先輩が目に入った。
危うく入り口で立ち尽くして見入ってしまいそうになったが、なんとか足を動かして空いている席へ移動する。
なんとか座れた。一番端の席になっちゃったけど。
座って先輩の方へ目を向けると、先輩と目が合ったような気がした。
けど俺の勘違いかもしれない。俺はもともと目がめっちゃ良いという訳ではないから。
てかやっぱり先輩カッコいいな………
先輩はギターボーカルだから、センターで披露して光を放っている。
そしてその姿がこのバンドメンバーと共に長い活動をしてきたような勇ましい姿で、本物のミュージジャンに見えた。
俺はつい音楽に乗って身体を揺らしながら耳を癒した。
『これで以上となります、ありがとうございました!』
先輩はそう言うバンドメンバーと手を繋いで頭を下げる。
そして裏へと姿を消す。
完全に先輩たちの姿が見えなくなると、お客さん達は席から立ち上がり体育館を出ていった。
その波に流れるように俺も体育館を出る。
するとその時ーー
グイッ
「ぅわッ、!?」
ドンッ!
「ぃ”っ……、」
俺は誰かに腕を引っ張られ体育館裏の壁へと壁ドンされた。
俺は軽くダメージを受けながらも頭を上げると、なんとそこには__大森先輩がいた。
「せ、せんぱッ、んぐっ、!?」
先輩や左手で俺の口を抑えてきて、人差し指を唇に持っていき「シーッ」と言った。
「………ねぇ若井くん、今日14時ぴったりに来なかったでしょ」
先輩は怒ったように、けれども目の奥には悲しみの気持ちがあるような顔でそう言った。
そして手を口から離してくれた。
「ぁ、すいません……っ、思ったより仕事長引いちゃって………」
「言い訳いらない」
先輩はそう零すと俺の唇に唇を重ねてきた。
「んッ、」
「……最初の登場シーン、すっごいカッコよくしたんだよ?若井くんに一番見てもらいたかったのに………」
「……ほんとに、すみません……ッ、」
「……………………これはお仕置きだね。」
先輩はそう言うと再度唇を重ねてきた。
しかも今度は舌も絡ませ、ねっとりと全てを奪うようなズルいキス。
俺は段々呼吸も乱れ、立つのもやっとになってきた。
「ん…、…っ、…ぁ、せんぱッ、//」
秋特有の風が俺の耳を撫でる。
その風さえにも少し反応してしまう。
「ぁ……、う、ッ、離しっ………、!//」
「………」(離
「ふーッ、ふーッ、//」
俺が呼吸を一生懸命整えていると、段々と先輩の口角は上へと向き、口を開いた。
「家でするのもいいけど、たまにはこういうハラハラする場所でするのm… 」
ガタッ、!!
2人「………!?」
先輩が話している途中に近くで物音がした。
俺たちは驚いて、先程までの大人な雰囲気も何処かへ行ってしまった。
「……誰かに見られてたっぽいね、今はここまでにしよっか。」
「ぇ………、」
先輩はそう言いながら壁ドンしていた手も離し、歩き出す。
「………。」
俺は続きを期待していたのにいきなり離されたため、少し名残惜しくなってしょんぼりしていてるとその姿に気づいた先輩が振り返って言った。
「……そんなにしたかったの?笑 安心して、帰ったら朝までフルコースでやったげる笑」
「なッ、別にそこまでは……!!//」
「はいはい置いてくよー?」
「あ、ちょッ、!」
先輩に置いてかれそうなのを慌てて追いかける。
「……僕の元貴なのに……っ、」(ボソッ
するとその時、近くから何やら声が聞こえ立ち止まる。
「……?どしたの、ほんとに置いてくよ?」
「あ、待ってくださいよー!」
先輩に本当に置いて行かれそうなため、気になるがその声の事は諦めて先輩に後ろから背中にダイブした。
この時、小さく聞こえた声をもっと気にかけておけば後から悲惨なことになると少しは予想できてたかもしれないのに___
俺は何も気にせず寮へと帰った。
もうそろそろ正体判明するかな?どうだろ🙄
このお仕置きえっt見たかったら言ってください、見たい人多かったら書こうかな。居なかったら書かない笑
今回長くなっちった
next→♡500
コメント
11件
正体は誰だろーな、お仕置はめっちゃみたいです
お仕置きめちゃめちゃ見たいです👀まじでだれだ…??