テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
💙「ごめんっ……て、涼太、アアッ!!」
翔太の白い肌が、快感でピンクに染まる。あれ?コレ全然お仕置きになってないや。
❤️「翔太、なんで締め付けてるの?気持ちいいの?」
💙「わかんない……いぃんっ♡♡」
無理やりに組み敷いて、容赦なく突いているのに、翔太の口からはだらしなく涎が垂れていて、もっともっとと煽るように俺を求めて腰を振っている。翔太の口に強引に指先を捩じ込むと、舌で必死に舐め取っているのがいじらしくもいやらしい。
❤️「いつまでも無職で…っ!将来どうすんの…っ…!?」
💙「あんっ!ごめんなさ……ぁいィィィィ♡気持ちい……!!」
バックで白いお尻を掴みながら、何度も何度も奥めがけて挿し込んでいると、翔太は気持ちよさそうに喘ぎ続けた。こっちが限界を迎えそうで、何が何やらわからなくなってる。
翔太は、突かれながら、自分で前をせっせと扱いていた。
💙「イク……ッ…!イッちゃうぅぅぅぅ」
❤️「くそッ……俺も……ッッ…!!!」
仲良く揃って欲望を放出し、涎と汗と精液でべちょべちょになった身体を仰向けに晒して、翔太は天井を向いたまま、肩で荒く呼吸を繰り返した。汗で頬にへばりついた、茶色の髪が、愛らしい目元を隠しているので、俺は翔太に舐められた湿った指で、その邪魔な髪の毛をどかした。
💙「りょ……た…?」
❤️「ねぇ、いつになったら次の仕事見つかるの?」
💙「えーーー。だって俺、働くの嫌いだもぉん♡って!いてっ!!」
こちらにお尻を向けたところで、バチン!と音がするほど叩いた。憎らしい、可愛らしい。
俺は恋人に夢中だ。たとえちっとも働かないこんな穀潰しでも、これからパチンコ行くからお金貸してと言われてもついついお金を渡してしまう。俺も大概甘すぎるな………。
💙「そういやさ、阿部ちゃんて知ってる?」
❤️「阿部ちゃん?誰、それ。もしかしてまた浮気???」
翔太は慌てて首を振る。
万一浮気ならこんなもんでは済まさない。瞬間、頭に上りかけた血が、翔太の否定でおとなしく下がった。
💙「目黒蓮の彼女の阿部ちゃんだよ!」
❤️「あの大スターに彼女なんかいたんだ」
💙「昔、ウチの店にも来てたよ」
❤️「へぇ、そう」
💙「涼太の好きなタイプだから、俺、常連にならないといいなと思ってた」
❤️「えっ、男?可愛いの?」
翔太は自分で言い出したくせに、膨れっ面をして、キスを求めて来た。
💙「……んっ……。浮気しちゃやだぁ……っ…」
❤️「俺は翔太だけだよ」
言いつつ、他人の外見にクソほどうるさい翔太が認めるビジュアルは気になる。それに目黒蓮と言えば、近所に大豪邸を建てて、今ではテレビで見ない日はないほど売れているけど、謎の多い俳優だ。出身地不明、来歴非公表。あいつにさらに可愛い彼女なんかいたのか…。
💙「目黒とよくスーパーで買い物してるよ。気にして見てみたら?」
浮気すんなよと釘を刺しつつ、翔太はさっさとシャワーを浴びると、俺の財布から金を抜き取り、昼から鼻歌混じりにパチンコへ出掛けて行った。
夕方になると、俺は俺の大切な彼女の胃袋と健康を守るために、近所のスーパーへ。ちっ。ほとんど小銭しか残ってない。ATM寄らなきゃ。
❤️「今夜は魚にしようかな…」
高くなったなあ、魚も、肉も…。店の売り上げも少しずつ確保できるようになったとは言うものの、ますます節約を心掛けなくてはと思いながら夕飯のおかずになる食材を見ていると、精肉売り場の方からキャアアア!!とけたたましい女性たちの黄色い声が聞こえた。
❤️「あ。目黒蓮」
思わず呟き、件の大スターを見つめる。
テレビで見ない日はないカリスマ俳優目黒蓮は、かたわらにこれまた綺麗な青年を連れていた。
あれは………。
何年か前に、ウチの店に現れたひょろりとした学生ではなかったか。随分と垢抜けたな…。
呆気に取られて見惚れていると、すぐ脇をお互いを見つめ合いながら通り過ぎた。
💚「今夜は俺も手伝うからね」
🖤「いいよ。それより何食べたい?」
💚「カレー!!!」
🖤「はいはい。ホント、子供舌」
💚「もぅ!!」
2人、むちゃくちゃ幸せそうにイチャイチャしてる。……俺も、今度は翔太を連れて来よう。そう思い、目黒の腕に絡みつく可愛らしい顔の青年を見ていたら、目黒と目が合った。
🖤「どこのどなたか知りませんが、うちの妻をあまり見ないように」
❤️「あっ……えっ。ゴメンナサイ」
目黒は大きな体で恋人?妻?を隠すようにして、死角へと消えて行った。相当なやきもち焼きのようだ。そして、俺をお仲間だと気づいている鋭いやつ。
❤️「しかし、どこかで見たことあるんだよなあ、目黒蓮」
しばらく考えてみるが、ちっとも思い出せないのでさっさと買い物を済ませた。
🖤「さっきの男…」
💚「ん?蓮、どうかした?」
🖤「あっ!俺の前の主人だ!」
随分してから気づいて探すが、スーパーの中にもう骨董屋店主の姿はなかった。俺を売り飛ばしたバカ店員と違って、商品の扱いは丁寧だし、素晴らしい主人だったが。
言わば、俺と亮平のキューピッドだ、あの人は。不思議そうに俺を見る亮平にキスをして、また俺に付き纏う女どもの黄色い声援が上がった気がしたが、俺たちはそんなものは無視して買い物を済ませ、スーパーを出た。
おわり。
コメント
3件
やっぱゆり組はくっついてた🤭🤭 どっちのカップルもやっぱりラブラブですき🖤💚❤️💙