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-——白上サイド——-
「んぅ、、?」
「あ?起きた?」
「ミ、オ、?」
なんで、、ミオが、?でも、そんなことどうでもいい、、黒ちゃんを、探さなきゃ、
「何起きようとしてるの?!」
「いっっっ、、」
頭が痛いし、足も、体全体がだるい、、あ、最後転んじゃって、その時に足怪我してミオが居たのか、、、なんで、家まで連れ帰ってきちゃったの、、?ミオ、
「うちが今は看病するから休んでて?」
「、、、んで、」
「フブキ、、?」
「なんで私を家まで連れ帰ったの!!」
「そ、そりゃあんな大雨で辛そうにして熱がすごいあったんだから!!」
「黒ちゃんを探さなきゃ行けないの!!」
「事情は何となくわかるけど、、今はダメだよ!!」
「なんで?!行かせてよ!!」
あぁ、、まただ、、、なんで、、優しくしてくれてるのに、なんでこんな酷いこと言えるんだろう、、、ミオが言っていることは凄いまともなのに、、
(ピンポーン)
「フブキ、ちょっとまっててね」
「、、、」
だれだろう、、、黒ちゃんだったりしないかな、、
(ガチャン)
「はーい?」
「ミオ、、ちゃん、?」
「あくたん?どうしたの?」
「あたし、、どうしたらいいんだろう、、」
「?なにかしちゃったの?」
「実は、、黒上さん?が、、」
私はその言葉を聞いた途端に玄関に向けて足を引きずりながらも向かう、、黒ちゃん、黒ちゃん、、、
「ねぇ、、あくたん、それほんと、?」
「フブキ?!無茶しちゃダメって言ったよね?!」
「ほんとだけど、、でも、フブキちゃん、会っちゃダメだよ、」
「え、、?」
だめ?どういうこと、?なんで?黒ちゃんだよ?私がなんで会っちゃダメなの?なんで?
(タッタッタッタッ)
「フブキ!!」
「フブキちゃん?!」
私は、、黒ちゃんに会わなきゃ行けないの、、だから、、あくたんの家に行かなきゃ、それで、、ごめんなさいしなきゃ、、、ごめんなさいして、また仲直りして、、、
「はぁ、はぁ、はぁ、、」
うぅ、、足が、、また、靴履き忘れた、、でも、別にどうでもいい、、はやく、あくたんの家に行かなきゃ、、、
「ついた、、はぁ、はぁ、はぁ、」
インターホン押したら出てくれるかな、?
黒ちゃん、、
(ピンポーン)
(ガチャ)
「はーい、?」
「!!!!!」
「黒ちゃん!!」
私の涙腺は一気に崩れて涙が止まらなかった、、でも、黒ちゃんだけは離したくない一心ですぐに抱きしめた、、
「おわっ?!!」
「黒ちゃん!!黒ちゃん!!!黒ちゃん!!」
私は泣きながら、、名前を呼ぶしかできなかった、
「ごめんね、ごめんね、、黒ちゃん、、」
「、、、帰れ、、フブキ、」
「え、、?」
思考が停止した、、帰れ、?家にってこと?もちろん黒ちゃんも一緒だよね、?
「黒ちゃんも、、一緒にだよね、?」
震えていた、、声も、体も、、そして、心臓が、、
「てめぇ1人に決まってんだろ!!さっさと帰れ!!!」
「っっっ、、」
泣くのを堪えて喋ったのに、、そんな、酷いこと言わないでよ、、、
「私は、、お前が嫌いだ、、、分かったらもう帰れ、関わるな、」
「いやだよ、、くろちゃ、!!」
(ガチャン)
扉を閉められた、、まだ、言ってないのに、ちゃんと、、、正式にごめんなさいって、、言えてないのに、、なんでこんなに、胸が痛いの、?怪我してないのに、、すっごいズキズキする、、なんで、?黒ちゃん、、いつもみたいに少し棘があっても慰めてくれるみたいに、慰めてよ、、、黒ちゃん、、今、、、すぐ近くにいるのに、、なんでこんなに、”距離を感じるの?”
——-黒上サイド——-
「んっ、、、」
「黒上さん、?起きた、?」
「あくあ、、?悪いな、、、迷惑かけて、」
「いいんだよ、、」
私は、、何をしてたんだ、?昨日、、、あぁ、、フブキと喧嘩して、それで雨の中、、、
「黒上さん、、?あたし、聞きたいことあるの、」
「あぁ、、」
何となく予想は着くがな、、
「フブキちゃんとなにがあったの?」
「、、、」
「だんまりじゃ、あたしは分かんないよ、」
「、、喧嘩した、」
「喧嘩、、?」
、、、あれ、目が、変な感じ、、なんでこんな滲んでんだ、?
「ないてるの、、?」
はっ、、まさか私が泣くわけ、、、
「ぐすっ、、ひっぐ、、、」
「、、よしよし、」
、、温かい、あくあの、人の暖かさ、、、
そして、、私は大体の事情を話した、、、また、泣き崩れた、
「あ”く”あ”ぁ”、、」
「、、何となくわかったよ、辛かったね、黒上さん、、今はちょっとだけ会うの控えよっか、余計辛くなっちゃいそうだもんね、ー」
そして、沢山慰めてもらった、、
「もしかしたら、フブキちゃんいるかもしれない所に行ってくるね、」
「あぁ、、」
(ガチャン)
、、私は、フブキに会った時、、、ちゃんと謝れるのか、?ちゃんと、いつも通りに接することが出来るのか、仲直りが出来るのか、、?
、、思えば思う度に、私の心の中はどんどん苦しくなっていった、、
数十分たっただろうか、、ずっと考えていた、
(ピンポーン)
誰か来ちゃった、しょうがない、、出るか、
(ガチャン)
「はーい?」
「黒ちゃん!!」
?!!ふ、フブキ?!!な、なんで、、
「おわっ?!」
急に、、抱きついてくるなよ、私だって、、苦しいのに、、、今顔見たら、、泣きたくなっちまう、
「黒ちゃん!!黒ちゃん!!!黒ちゃん!!」
、、人の気も知らないで、、、、どれだけ、辛かったと思ってんだ、、くそっ、、くそっ、、
「ごめんね、ごめんね、、黒ちゃん、、」
、、、
「、、、帰れ、、フブキ、」
、、会いたくもない、顔も見たくもない、、、そんなこと、本当は思ってないはずなのに、、なんでだ、、こうも嘘を言うんだ、
「え、、?」
フブキも、、そりゃ、戸惑うよな、
「黒ちゃんも、、一緒にだよね、?」
、、、くそっ、
「てめぇ1人に決まってんだろ!!さっさと帰れ!!!」
、、くそっ、、、もう嫌われた方がマシだ、、今更戻れるか、、、、
「っっっ、、」
、、フブキのやつ、泣くの堪えてる、でも、、もういい、、、嫌われたら、、きっと、、諦めてくれる、
「私は、、お前が嫌いだ、、、分かったらもう帰れ、関わるな、」
「いやだよ、、くろちゃ、!!」
(ガチャン)
あいつの声、、聞けば聞くほど、辛くなっちまう、、、くそっ、、
「ぐすっ、ぐすっ、」
また、、泣きそうになっちまう、、くそが、、なんで、なんでなんで、、、私は素直に、、なれないんだ、、、
私は、、望んでもないことをしてしまった、、
自分から、、フブキに、嫌いだと思われる、、そんな、距離という壁を作ってしまった、、、