モブ
「今日も下敷きバキバキに折ってやったよーw」
時雨
「えーナイスーw」
モブ
「そろそろお小遣い無くなったんじゃない?」
時雨
「いやまだまだでしょー、セーカツホゴ受けてんだし」
夕暮れの帰り道、私含め4、5人で歩いていた。
あのアバズレも面の皮が厚く、今日も学校に来ていた。
モブ
「あはっw時雨ヤバーw」
時雨
「は?何言ってんのあのアバズレのがヤバイでしょw」
モブ
「っは言えてるw」
薫子
「……時雨っち、後で定規買いに文房具屋行こ。」
「時雨っちも欲しいものあるから一緒に行くって約束してたよね」
時雨
「えー、るーこ今日は無理って言ってなかった?」
「それにあのアバズレも居るでしょ?」
薫子
「…そーかも、じゃあ日曜買いに行こ。流石に居ないでしょ」
時雨
「わかったー、いいよ〜っ」
時雨家
バタンッ
無造作にドアを閉める
時雨母
「ねぇ時雨ちゃん、今日5時には帰るって言ってたよね?」
「なんで5時半に帰ってくるの?」
「おかげでママだけパパに怒られちゃった」
「時雨ちゃんが早く帰ってこないから……」
「ねぇ、時雨ちゃん、ママのお話、聞いてくれる?」
「、それとレモン酒取って?」
カリカリ
お母さんが左手の指輪を爪で掻く
時雨
「うん…ごめん、友達と話してたら遅れちゃった……」
「わかった。お母さんの話聞くよ。ごめんね、帰ってくるの遅れて。」
「えっと、レモン酒…レモン酒…あれ?」
ガシャンッ
時雨母
「レモン酒が無くなりそうな時はAmaz〇nでまとめて注文してって、ママ言ったよね?」
「ママには安い安いただのアルコールでも飲んでたらいいの?」
「違うよね。ママには美味しいレモン酒が必要なの。」
「前も言ったよね。何回言ったらいいの?」
お母さんも、お父さんも、おかしくなったのはあのアバズレの母親のせいだ。
だから私は、アイツの事が_____
時雨っちと別れたあと、家とは少し違う方向へと足を進める
その行き先は、時雨っちの殺したい相手
『洞木 芽衣』
時雨っちの言い分も、理由もわかるから。
だからこうして、あの子の家に向かって時雨っちに極力会わせないようにする
そんなこんなで芽衣の家に着いた
芽衣
「ッあ、柊さ__」
パシンッ
「ッ……」
薫子
「呼ばないでって言ったよね。フユカイなの。
“フユカイ”」
芽衣
「あ…ごめんなさい…」
薫子
「…それで、今日文房具屋行くんでしょ?」
「それで、文房具屋日曜は来ないでね。」
芽衣
「…?」
薫子
「察し悪いなぁ、だからバカって言われんの……時雨っちと文房具屋行くの。」
「休日にまであんたと会ってフユカイな気分になりたくないし。」
「てゆーか、外出ないでね。」
芽衣
「……は、はい……」
コメント
3件
( ˙꒳˙ )oh......
あとりま母と父は 処しますか( ˙꒳˙)🔪
いや〜うん 時雨ちゃんそんなことだろうと察してたけど、予想以上に生々しかったわ