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天然宮舘を落としたい
─渡辺の嫉妬編ー
仕事終わりの楽屋。
💙「涼太ー、今日さ」
スマホをポケットにしまいながら、何気ない声で言う。
💙「仕事終わったら飲み行かない?」
ほんとは何気なくない。
今日は、二人でゆっくり話したかった。
❤「あ……」
❤「ごめん、翔太」
どこか申し訳なさそうに笑う。
❤「今日も誘われちゃってさ」
💙「…えぇ今日も?」
❤「うん。先輩と、あと後輩もいて」
💙「へえ…」
💙「最近多くね?」
❤「そうかなぁ?」
本気でわかっていない顔。
❤「断るのも悪いしさ…」
💙「まあ、そうだけど」
それ以上は言えない。
❤「翔太も来る?」
💙「いや、いい」
❤「そっか…ごめんね」
またその顔。
悪気がないのが分かるから、余計に何も言えない。
💙「……モテモテだな」
❤「え?」
💙「いや、最近よく誘われてんじゃん」
❤「まぁ…ありがたいことだよね…」
さらっと言う。
その横顔を見て、ふと気づく。
涼太の魅力に、みんなが気づき始めてる。
仕事もできるし、気遣いもできるし、ちょっと抜けてるところもあるけど、一緒にいて楽しいし。
そりゃ誘われるよな。
わかってる。
わかってるけど。
💙「……」
なんか、置いてかれてる気がする。
❤「じゃあ、俺そろそろ行くね」
💙「ああ」
💙「楽しんでこいよ」
笑ってみせる。
❤「…うん!」
背を向けて出ていく。
束縛したくない。
交友関係が広いのは、いいことだ。
でも。
💙(俺のこと、優先しろよ…)
最近、二人きりの時間、減ってないか?
俺ばっか誘ってる気がする。
💙「うぅ…涼太ぁ…」
涼太が他の誰かと笑ってる時間が、
少し、悔しい。
少し、寂しい。
そして何より。
それを口にできない自分が、一番もどかしかった
つづく。
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