TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する





華金、それは幸せの言葉 。


そんなものを信じる暇もなく 、 一つの目的のままフラフラと息吐いていた日 。


その日に起こった奇跡のせいで 、 ただ この曜日を 華金 と呼ばざるを得なかったにすぎない 。


少し足取りが周りの人よりも軽やかだっただけ、それだけ 。


その偶然が君の方に 目線を向けるきっかけになった 。



ああ、信じてみるものだな 。



あなたに吊られてすこし軽やかになった足取りを抑えて 、


怪しまれないように 、 悟られないように 


あなたが部屋に入ってからしばらくして 、 チャイムを鳴らした 。


あなたが部屋に入った瞬間 、 一緒に入ってもよかったのだけれど 。


せっかくの再会なのだから 、 ロマンチックにしたい 。



はーい、とあの頃より少し上擦った声 。


きっと、君も気づいていてくれたんだね 。


僕に会うのが楽しみで 、あの日から、僕があなたを見失うまで

 欠かさずやっていた  ドアスコープ を覗く癖も 、 忘れてしまったんだね 。

あなたの顔がすぐ近くに来た途端 、 僕はあなたを抱きしめて、口付けを交わした 。


王子様のお迎えは 、 やっぱり 目覚めのキスじゃないと 。



あなたの顔が少し強張った 。


ああ、緊張しているんだね 、 大丈夫


あの日みたいにもう 、 君の肌に痣を遺したりしないから 。




華金 、それは幸せの言葉 。


引き裂かれた糸が、また結び直される日 。


華金、それは 一つの終わり 。


明日が幸せな日だからという希望の前兆 。



華金、それは一つの終わり 。


明日が幸せな日のはずという希望が 、砕かれた日 。



今度は 君を1人にしないから 。


爛れてしまうまで 、 焼けて潰えるその日まで 。


永遠を誓い直した 金曜日 。



ああ、そうか 。



今日は 、 13日だったね 。












この作品はいかがでしたか?

666

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚