「やらないと出られない部屋」
その文字が俺の目に入った瞬間
俺は絶望しか出てこなかった。
S「えっと、吉田さん、」
仁人の方に目をやる。
S「えっ、と」
なぜニヤニヤしているのだ。
Y「え、あぁ、」
俺の軽蔑した目を見て
すぐに真顔に戻った。
S「この期に及んでなんで
ニヤニヤしてんの」
Y「最近お互い忙しくて
出来てなかったからさ」
S「直接言えばよかったのに」
Y「負担かかっちゃ嫌でしょ」
さっきまでニヤニヤしてた
人間とは思えないほどの
紳士ぶり。
S「で、どうするの、?」
Y「やらないと出れないんでしょ」
S「そう書いてあるもん」
激しく主張する
部屋の看板に目をやる。
Y「さっ、仕事もあるしやるか 」
S「すごーい冷静、もしかして」
Y「俺が閉じ込めたと
でも言いたいの!?」
S「そうとしか、俺は思えないもん」
疑いの目を仁人に向ける。
Y「俺勇斗のこと流石に運べないよ?」
S「確かに、」
S「うぉ、」
仁人が俺の手を引く。
S「いて、」
手を引いたと思えば
すぐに大きなベッドへ
投げ出される。
S「もっと優しくしてよ、ばか」
Y「、」
S「なんか言え」
Y「ねね、見て」
なんだ?と思い仁人の
手元を見る。
Y「俺がいつも使ってるヤツ」
S「なんであんの、
やっぱりお前がっ!」
Y「ちゃうわ」
仁人がいつも使ってるゴムが
ポイッとベッド横の
机に3枚置いてあった。
S「ふぅん、、」
Y「、」
S「ん、」
急なキス。
そのキスと同時に
仁人がベルトに手をかける
カチッという音が聞こえる。
俺の右頬に触れる仁人の
左手は温かい。
熱い。
Y「ん、くちあけろ、」
S「っ、あぁ、」
Y「いい子、/」
俺を押し倒して
馬乗りになりながら
キスをし、
ズボンを慣れた手つきで
脱がせてくるのは
いつもと同じ。
S「はんん、♡あぐっ、//」
Y「ん、んっ、く、/」
S「ん、っちょ、な、がい、っ♡」
Y「あ、わり、」
S「しんじゃう、」
Y「俺の今の頭ん中
性欲しかねぇんだわ」
S「ドがつくほどの変態め、」
Y「それに興奮してるのは勇斗でしょ」
何も言い返せない。
この状況下を利用して
仁人と出来ることを正直
俺自身も嬉しいと思っていた。
Y「勇斗の事だから
寂しくてどーせ
1人でしてたんでしょ」
下着の上から
穴の縁をなぞられて
体がピクんっと
はねてしまう。
S「なんで知ってんの、//」
Y「俺が風呂入ってる時にしたでしょ」
S「え、みてたの?」
仁人が勘で当ててきたのでは
無い事に気がついて死にたくなった。
Y「俺の部屋で俺の
スウェット使って、、ね?」
片口角を上げて笑う仁人の
顔は少し火照っていた。
S「なら、解かさなくていいでしょ、」
恥ずかしいんだよ。
毎回毎回。
する度に仁人に
抱きつきながら解かされるの。
Y「そんな早く俺としたいの?」
いつまでも煽り散らかしてくるんだな
この生意気リーダーめ。
S「ちがうわ、
早く部屋から出たいんだよ」
Y「あっそ」
S「ん、ぁっ、!?」
仁人の愛想ない返事の
直後仁人のモノが
俺の穴手前まできていた。
S「じん!ま、って」
あぁ、久しぶりすぎて
いつもより余計恥ずかしくなってくる。
Y「むり」
S「あぁっ、//、」
心の底で仁人を求めすぎていたのか
仁人のモノをするすると
のみこんでいく。
Y「もー、入っちゃった、ね」
S「はぁっ、うる、さ」
Y「そんな口きくんじゃないよ」
S「んひゃ///っ、」
奥をぐっと刺激された。
S「急にうごく、な、ばかぁ、」
Y「なに、これで泣いてんの?笑」
S「悪い、?」
Y「んーん、かわいいよ、勇斗 」
S「うっ、あ、くっ、//」
Y「もっとこ、え、だし、て」
S「んあっ、、!?//」
Y「ビクビクしてるの、♡」
S「あ、だめ、も、ああっ// 」
果てた。
Y「ごめ、俺、イってねぇんだ」
S「、、ぇ?」
疲れきった声で
やっとの返事をする。
Y「もうちょっとつきあえ」
S「んっ」
S「あ、開いてる」
Y「良かったー、出よっか」
S「ん、」
Y「なに?」
S「手!察しろ!」
Y「なんかデレてる」
S「いいでしょ、」
Y「ふっ、やっぱ、かわい」
S「うるせ、」
この機会で仁人にまた
素直になれた気がする。
こんな漫画みたいな部屋に
閉じ込められた時は
超焦ったけど。
?ーーー
勇斗は気づいてないと思う。
あれキスした時に
もうドア開いてたんだよね。
カチッて音。
ベルトの音じゃないの。
ドアのカギが開く音。
この機会を作ってくれた
3人には感謝してる。
ーENDー
コメント
3件
まさかの他のメンバー🤣