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神威学園から離れた人気のない山の中に造られた第三修練場。円形の巨大なコロシアムのようになったその建物の入り口に綺麗な赤い長髪の女性、神威学園の試験官を勤めるカンパネラがいた。
彼女はその雰囲気通りの落ち着いた挨拶で、やってきた受験者を試験会場に迎え入れていく。彼女が身に付ける神威学園の校章が刻まれたコートには皺のひとつも見当たらない。そのコートの下には踊り子のような衣装が僅かに見えていた。
「シャカド先生お疲れ様です」
「お疲れ様です」
シャカドと呼ばれたカンパネラが頭を下げる。彼女に挨拶をしたのはカンパネラと同じコートを着た神威学園の教職員兼、試験官の男性だった。彼を見て眉をひそめるカンパネラ。
「他の先生方は？」
「それが…、また神威学園付近に｜魔ノ前奏曲《プレ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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