テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#独り言
QuartoMew
5,094
#オリジナル
観察者
39
輪廻
280
KOKUGA
1,259
コメント
1件
第2話読み終えたよ!横田くん、マジでいい人すぎない?😭 主人公の「むずむず」の原因を一緒に考えてくれて、姿勢とか自転車の違いまで実験してくれるの献身的すぎる。でも主人公が「効果がなければいい」って思っちゃう気持ち、なんか分かるわ…このモヤモヤした秘密、めっちゃ気になる展開!次が待ち遠しい🔥
学校からそれほど離れていない所に少し広い公園がある。
放課後、横田くんと二人、自転車でその公園まで来た。
「ここまではどう?」
「う〜ん…これくらいならまだかな?でも少ししてる気もする、むずむず」
「じゃあ走ってみて?」
「わかった」
ぐるぐると自転車を走らせながらむずむずが始まる時間を計る。
学校からここまで来た時間は5分くらいだから、10分もしないうちにむずむずがはっきりとしてきた。
「ふ〜ん。10分も掛からずか。割とすぐに始まるんだね」
まぁ確かにいつも半分も来ないうちになってたもんね。やっぱり40分も乗ってたら大変なわけだ。
「次は姿勢を変えてみる?腕をいっぱいに伸ばして背筋を反らす感じで乗ってみて」
「うん」
高橋くんが真面目な顔で指示をするのがなんだか少し面白かった。
「あ、少しむずむずが軽くなったかも」
「ふんふん、なるほど。じゃあ次は ちょっと前のめりで走ってみて?」
前のめり?こうかな?
「あ!むずむずが強くなった!」
なんだかじんじんしてくる。
「姿勢で変わる、か。 それって違う自転車でもなるの?」
「違う自転車?あ…試したことない」
「今度は僕の自転車に乗ってみて?」
横田くんと自転車を交換する。
あ…あまりむずむずしない?
「なんか大丈夫みたい」
「そうなると、姿勢と高橋さんの自転車に何か秘密があるのかも」
秘密…なんだろ。
「でも色々わかったし。今日はもう帰ろうか。ちょっと後ろに重心を移動すればむずむずしないで帰れるよね?」
真面目に話を聞いてくれた。そして1日目からむずむずしにくい方法まで見つけてくれた。
横田くん、いい人だな。
「うん。ありがとう。じゃあまた明日」
「うん、また明日」
横田くんと別れてあたしはうちを目指して走る。
姿勢は前のめりで。だってこっちの方が気持ちいいし…
横田くんには言わなかったけど、あたしは別に嫌じゃないんだよね。ただどうしてなのかわからないのが困るってだけで。
新しい姿勢。この乗り方はどう見えるかな?
普通に乗るより明らかに前傾だから、人がいない時だけにしておこう。
夕方になると通学路はあまり人の姿はない。結構前傾で漕ぐ時間が長かったから、うちに着く頃にはまたパンツの中が湿って感じた。
うん。気持ちよかった。なんかいつもよりじんじんしてたし、もっとって気にもなっちゃうよね。
朝、登校中は周りに他の子もいっぱいいる。
前傾だと変だし、普通に漕いだ。
なんか…物足りないないかも。
「おはよう」
「おはよう!高橋さん、今日は工具を持って来たから、放課後にまた公園に行こう!」
「あ、うん。お願いします」
すごい。昨日のあれだけで何か思いついたんだ。今日の放課後も実験するんだね。
放課後になると待ち切れない様子で話しかけてくる。
「僕の考えが正しかったらきっとむずむずも…無くならないかもだけど、楽になると思うんだ!」
こんなに親身になって考えてくれてる。
それなのにあたし…効果が無ければいいなんて思ってる。ちょっと罪悪感…あるかな。
昨日と同じ公園に着く。
横田くんはカバンから何か工具?を出す。
「ちょっと待っててね。すぐやっちゃうから」
あたしの自転車のサドルを何かかちゃかちゃしてる。