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爽やか君 の 裏側 … ♥
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「……ねえ、さっき誰と話してたの?」
部活終わりの、誰もいない部室。
着替えを終えて帰ろうとした私の手首を、菅原さんが不意に掴んだ。
いつも後輩たちを優しく導く「烏野のおかん」のような柔らかな笑顔は、今はない。
「……あ、クラスの男子……。プリントのことで……」
「ふーん。あんなに楽しそうに笑う必要、あった?」
ぐい、と引き寄せられ、背中がロッカーに当たる。
逃げ場のない狭い空間に、菅原さんの体温と、運動した後のわずかな熱気が満ちていく。
至近距離で見つめる茶褐色の瞳は、少しだけ潤んでいて、ひどく色っぽい。
「菅原、さん……?」
「……スガって呼んでって、いつも言ってるべ?」
彼は空いた方の手で、私の頬をゆっくりとなぞった。
指先が唇に触れる。その感触が熱くて、心臓が跳ねた。
「……〇〇が他の男に笑いかけるたびに、俺、ここが真っ黒になるんだわ」
そう言って、彼は自分の胸元を指す。
彼は私の首筋に顔を埋めると、耳元で熱い吐息を漏らした。
「……今日はもう、帰さないから。……覚悟して?」
白い肌が少しだけ赤く染まり、彼は獲物を狙うような、でもどこか縋るような瞳で私を捉えた。
いつもは頼れる先輩の、大きな手が私の腰をぐいっと引き寄せた。
「……ねぇ、なんで黙ってるの。嫌なら、突き飛ばしていいんだよ?」
耳元で囁くスガさんの声は、驚くほど低くて甘い。
「……嫌じゃ、ないです……」
消え入りそうな声で答えると、スガさんは満足げに、でもどこか飢えたような溜息を吐いた。
顔を上げた彼の瞳は、熱に浮かされたように潤んでいて、直視できないほどに色っぽい。
「そっか。……じゃあ、もっと深くてもいい?」
長い指が私の髪を掬い上げ、首筋から鎖骨へとゆっくりと這っていく。
スガさんの端正な顔がゆっくりと近づいて、唇が触れるか触れないかの距離で止まった。
「……〇〇の全部、俺だけに頂戴」
そう言い残すと、彼は逃げ場を塞ぐように、深く、熱く、唇を重ねてきた。
外から聞こえる遠くの部活動の声も、今はもう、何も耳には届かない。
スガさんってえrrrrいよね??????