前の四期シナリオがあんま噛み合わなくて変えました((((
キャラ設定はサブ垢に回そうと思います、そのうちキャラ資料館が完成する―――
こんな自分の作品を除いてみてください!!((
注意:この作品を観覧する際に知っていてほしいこと
この世界は日本のようで日本ではない世界です。
別世界には「インラリア」という種族が存在します。このお話はそれが大事なキーワードとなります。
能力持ちや、能力を持たない者もいます。
誰がいつ殺されるかなんて分からないのです―――
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「君は何がしたい?」
「大切な人を守りたい?」
「それとも平和を願う?」
「君の行動は予測不可能なんだ。」
「ねぇ、分かる?」
「自分のこと、誰かのこと。」
「…………お前誰…」
「関係ないでしょ。」
「あるだろ…」
「…まぁいいや、またね。」
「え、ちょ…」
” …っ! ”
「名前くらい…」
” ラヴ…っ!! ”
「…ほら、呼ばれてるよ。」
「……」
ラヴ「あ…」
「大丈夫…?」
ラヴ「……別に大丈夫」
「おせっかいみたいな顔してるけど…ラヴも十分おせっかいだからね?」
ラヴ「…」
「体調悪い?」
ラヴ「別に悪くねーし…」
「…ラヴにそんな顔似合わないよ。」
…って、こいつ…喜内 汰異怪は馬鹿みたいに綺麗な笑みを見せた。
ラヴ「………」
汰異怪「えっへん、言い返せないでしょ?」
ラヴ「…何がえっへんだ〜。」
汰異怪「あはは((」
…そんな会話ができるのも、俺とお前だからかもしれない。
…大親友以上一番の親友以下ってな…
ラヴ「…」
最近気分が悪いのかなんだろうか、頭が痛い。
誰かに頼るのも、なんか小っ恥ずかしくて…
「ほらまた辛い顔して。」
ラヴ「…」
俺には駆け寄ってくれる仲間が居た。
それは金でも買えない、立派な命と友情だ。
「俺が辛い時は無理にでも話させる癖に、自分が辛いと隠すんだァ?」
…そう、厳しいけど優しく包み込む…みたいな、そんな感じで問われる。
ラヴ「…別に、スフェは…だって…」
スフェ「最近俺はラヴが紅茶を淹れてくれなくて悲しいんだ〜…なんちゃって。」
嘘か真か、そんなことより分かるのはこいつが俺を心配してくれているということ。
…まったくな、天邪鬼なんだから…
ラヴ「…最近頭が痛くて」
スフェ「え?健康美体質なラヴが?」
ラヴ「…んだよそれ。w」
スフェ「だってほんとのことでしょ」
ラヴ「…まぁ…な」
スフェ「はぁ…早く言えばよかったのに。薬でもなんでも用意してあげられるよ?」
ラヴ「…心配されたくねーから…」
スフェ「そういうのがあるから心配されるの!…バッカじゃないの?」
ラヴ「はいはい、馬鹿だよ俺は…」
スフェ「…ついてきて」
ラヴ「っわ…んだよこれ…」
スフェ「あれ〜、軍なら目を輝かせてくれるんだけどなー」
ラヴ「それはお前らがおかしいだけだから(((」
スフェ「え〜?((」
ぞろぞろと並んだ薬品にどこに目線を向けたらいいかさっぱり分からない。
良くわからないまま挙動不審になる俺。(((
スフェ「あったま〜にきくや〜つ…」
ラヴ「機嫌いいな」
スフェ「そう?」
ラヴ「軍粮精に変なこと吹き込んでる気しかしない…」
スフェ「俺の言ったこと全部信じちゃうからね」
ラヴ「詐欺師」
スフェ「軍にとっては教祖みたいなもんじゃない?」
ラヴ「信者だったの軍粮精は?(((」
スフェ「え、そうでしょ」
ラヴ「警察に通報するか」
スフェ「お前がここで殺したほうが早くない?」
ラヴ「そうじゃないだろ!!(((」
…一般にとっては狂人の会話で、俺らにとってはこれが仲の良い証みたいなもん。
こうやってふざけ合って笑い合うのが俺らだ。
スフェ「これとかどう?」
ラヴ「おん…?」
スフェ「お前毒効かないし飲めるよね」
ラヴ「何のために作ったんだそれ?(((」
スフェ「さァね。」
ラヴ「……」
何日、何ヶ月関わっても分からないこいつの”懐”。
理解してほしいんだと訴えているみたいなこいつの顔。
…それとも、まだ知らなくていいみたいな。
ラヴ「大丈夫…だよな?」
スフェ「伊達に4501年生きてないんだよね?」
ラヴ「もしかして俺実験台?(((」
スフェ「そうとも言うね。」
ラヴ「ふざけんな?(((」
……でも、今頼れるのはこいつしかいないかもしれない。
汰異怪も芽詩も、ぶっちゃけ頼りにくい。
親友すぎて、信頼しすぎて。
――こいつがこんな態度だから出来るものがあるって気付いた…らしいな、俺。
…ゴクッ
ラヴ「おぇまっz…あれ…」
スフェ「変な味する?」
ラヴ「…気味が悪いな…」
スフェ「そういうもんだよ。」
ラヴ「じゃ、俺帰るわ」
スフェ「なんか仕事でもあんの?」
ラヴ「ん、いや…家でゆっくりしたほうがいいかなって」
スフェ「そだね。」
ラヴ「おう!」
スフェ「お大事に〜」
ラヴ「…副作用とか聞かなかったけど大丈夫かな…(今更?)」
ラヴ「……ま、俺死んでるし大体はだいじょうb―――」
スフェ「―――ラヴッ!!」
ラヴ「お、わ……?」
「―変な友達持っちゃったんだ、ラヴ。」
ラヴ「おま、え…朝の…」
少年…だ…あれは夢だったはずじゃ…
スフェ「…霊感発動しなかったの?」
横を見れば、スフェが刀でその少年の腹を刺しかけていた。
ラヴ「…なんでだろ…」
普通は人の気配くらい朝飯前で察せるのに…
「…間違えちゃった。」
ぼそりと呟く少年。
スフェ「…めんどくさいな…」
「……じゃ、僕はこれで。」
ラヴ「っおい、どうなってるこれ…?」
「………。」
その少年は、何事もなかったかのように消え失せた――。
スフェ「…はァ、何だよこれ…」
ラヴ「………」
ラヴ「また俺を…」
スフェ「…は?」
ラヴ「……いや、なんでもない…」
スフェ「まだ秘密あったのー?」
ラヴ「大したものじゃ…」
スフェ「……ま、いいや。一人だと危険じゃない?」
ラヴ「…」
スフェ「………」
―無言で、ゆっくりと手を引っ張られた。
ラヴ「…ちょ…」
スフェ「俺ん家でゆっくりしな。」
ラヴ「……」
スフェ「悪い?」
ラヴ「……」
スフェ「…じゃ、出発。」
頼れる親友に引っ張られながら、
俺は不安を避けていった―――。
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ちなみに薬品があるのはスフェさんの家じゃないっすよ、それ用の倉庫みたいのがあるんすよ(?)
いつかここの地図でも書こうかな
そういえば正真正銘オリキャラ制作2周年突破して嬉しいです(?)
(@^^)/~~~☆
コメント
5件
ス♡♡♡ヴは尊い…()
ラヴさんと軍さんが好きですね。僕的には…。 考察しがいがありそうだけど考察ができない…。