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「んうっ……」
廉と身体を重ねるようになってから、二ヶ月ほど。
この日、初めてキスを落とされた優子は、肢体を小さく跳ねさせた。
ざらついた生き物が口腔内で蠢き、彼女の舌を絡め取ると、ニチュニチュと粘着した音が、やけに耳に残る。
優子の後頭部が大きな手に押えられ、背中に回されていた筋肉質の腕は腰に巻き付けられ、強く引き寄せられた。
──逃がさない。
そんなセリフの代わりなのか、廉の腕に力が込められる。
「んんんっ…………うぅっ……んふっ……」
眉間を寄せ、苦しげに吐息を零している優子に、廉は唇を解放させた。
「優子……」
先ほどと反対側に顔を傾けさせながら、彼は、美麗な表情に浮かぶ花弁を、なおも散らし続けた。
括れを押さえ付けていた彼の手が、徐々に白皙の背中に這い上がり、卑猥に撫で回すと、廉の唇が、頬から首筋へと伝っていき、浮き彫りになっている優子の鎖骨に舌を這わせる。
「っ……んはぁっ……………んんっ」
「もっと…………声を聞かせてくれ……」
彼の唇が、彼女のデコルテに辿り着くと、リップ音を立たせて強く吸い上げた。
「うぅっ」
胸元にチクッとした鈍い痛みに、優子は呻くような声を漏らした。
けれど廉は、何事もなかったように、彼女の胸元に唇を彷徨わせている。
強く吸い上げられた部分に、舌で舐め上げられると、さらに唇は這い下がり、双丘の尖端に口を含ませた。
「んあぁっ……」
「優子……」
彼の腕が、彼女の腰を抱き寄せて密着させると、色白の柔肉を丹念に揉みしだき、舌先で乳首を舐め転がした後、二つの乳房を強く吸った。
ジュッと鋭いリップ音が優子の鼓膜を震わせ、背中に弧を描かせる。
「っ……れっ…………廉さ……っ……はあぁっ」
甘ったるい声音で彼の名を零すと、優子の胸に執着していた廉は、滑らかな背中に腕を回し、支えながらベッドに横たえた。
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