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私たちが出会ったのは悠真が中3、私が中2の時だ。11月3日祭りの日。悠真はよく祭りに「笛」として参加している。私たちの街では、笛、太鼓、シャギリを持って町まわりをする伝統がある。悠真は笛がとても上手かった。しかしその頃私は別にいたのだ。友達に誘われて見に行ったらそこに悠真の姿。小学校は一緒の学校なのに1度も会うことなく話さず終わった。3日に初めてで会ったのにも関わらず私は 「やっほぉー!ゆうま!」と気さくに話しかけた。しかし悠真は優しく 「やあ?えーと???こんちゃ」と話してくれた。友達が「名前わかるう?」っとゆうまにきくと「んぁ〜島根?」と適当な悠真w私はついつい笑ってしまった。「楠木 愛菜です」
と私は自己紹介をした。「愛菜!おけ!覚えた!」とその日はLINEを交換して解散した。
悠真は祭りの町まわりが終わってないからだ。大切な休憩時間を友達に使うなんて優しいと思った。
私は彼氏と喧嘩をしてしまった。その時好きか分からなくなり、インスタのノートに
「つらい」と書いてしまった。そこに直ぐに反応してきたのが””悠真”“だった。
「どうしたの?愛菜が書くなんて珍しいね」と今まであんまり話したことないのに気を使ってくれた。そんな私は彼になら正直に話せると思って話した。
「実はちょっと彼氏と揉めちゃって」
「それで好きか分からなくなっちゃって」
「どうしたらいいのかなって」
説明が下手な私だけど悠真は理解してた。
「無理に好きになろうとしても好きになれないし、好きか分からないならその人がほかの人と付き合ったらどう思うの?」
とアドバイスをくれたり励ましたりと有能だ。
「それも考えてみたんだけどよくわかんなくて。。。」
泣きそうになる私。それに寄り添ってくれた。
「今は無理に考えることないよ。楽しいこと考えよう。もしあれだったら今度気晴らしに遊ぼう。」と距離感を保ちつつ寄り添ってくれた。
3/15 私は彼氏と別れた。後悔をしていた。だけどそれでも悠真は「後悔したって過ぎたこと。前を向かなきゃ後悔し切りのままだよ」と頭を撫でてくれた。泣きそうになった。
3/21 悠真、友達、私、悠真の友達の4人で遊んだ。市内に出かけたのだ。私は迷子になりますく常に危ういと周りからも言われていた。悠真も把握済みだ。そんな悠真は小さい配慮を沢山してくれた。
傘の中に入れてくれたり、道路側を歩いてくれたり、その日、私は悠真に心を打たれた。
3/31 とある夜のLINE会話
「ねぇー悠真、今気になる人とかいるの?」
「なんで?特に?」
「いやー?まあさ?男子の恋愛事情も知っとこうかなーって」
私は聞いてみたが脈ナシだなと思った。しかし彼から来たのは予想外の言葉だった
「へぇ?ところでさ。愛菜って今好きな人いるの?」
「いるよ。優しくて、面白くて、何より落ち着く。相談もうけてくれるんだ。」
「そーなの。その日の部活はー?」
と聞いてくる。私は粘りに粘るも最終的にお互いがせーので言うことにした。
愛菜「テニス部だよ。」
悠真「吹奏楽部だよ。」
私は吹奏楽部。少し期待を胸に膨らませた。
「吹部?悠真関わってる人って吹部の中で私とあと3人しか居なくない?」と思い切って聞いた。
「そーだよ? 」
そう答えた後に悠真は片っ端からテニス部の名前を呼んでった。しかし全部当てはまらないことに不思議と思ったのか。パタリと止まった。
4/1 私は悠真にとあることを言った。
「0:00になったらさ。伝えたいことあるから起きててね」
悠真は分かったと言った。
胸の鼓動が高まる。とても。緊張している。遂にあの言葉を言おう。振られても、いいと言う一心。。。
4⁄2 0:00
「悠真。起きてる?」
「おきてるよ。」
「うわぁ!おきてた」
「起きとけって言ったの愛菜ねw」
そんな会話を挟みつつ、私は0:15
「私と付き合ってくれませんか?」
ついに言った。悠真は困惑してる様子だ
「エイプリルフールは終わったぞ」と悠真は発したが。「嘘じゃない」と言い返した
「え。嬉しい。こんな俺でよければ」
と来た。とても私は嬉しく泣きそうになった。両思いだと思ってなかったからだ。
そして私たちの恋が始まった。