2日後、村に到着。村長らしい人が来た。
「よくぞ来て下さいました。私は、この村の村長です。あなた方ですね。モンスターから村を守ったと言うのは。」
「そうですけど、なんで━━」
「実はですね、…こちらを見ていただきたい。」
なんだろ?紙?文字が書いてある。えーっと、なんだって?…読めない…。草香が読んでくれた。
「『3人の英雄に告ぐ。そなた達がこの村に着いた日の夜、村を襲撃する。前よりも多い軍勢を集めるため、覚悟すること。』だって。村を守ったの?夜月達。」
「うん。言い忘れてた…いや、言う必要がないと思ってた…。でも…」
「こうなっちゃうと…ね。」
「そうだな。」
「しかも、前よりも多いモンスターだろ?前回、ギリギリだっただろ?大丈夫か?」
「あれ?3人じゃなかったっけ。」
「流海は弱すぎたからね。」
「今回は流海も戦ってもらうよ?草香は?戦える?」
「「もちろん!」」
「よし。今回も出入口は2つ。中央の家に村人を集めて、村に侵入される前に倒す。良いな?」
「うん。」
「今回も私と夜月で戦っても良い?お兄ちゃんは流海と草香とで戦ってもらって。」
「ああ。わかった。」
作戦会議はこれで終了。草香、君は、大丈夫だよね。
「何か言った?」
「あ、ううん。何でもない。」
聞こえてた…でも、きっと、大丈夫だろう。私達は。
夜。
「行くよ。日向。」
「うん。今回も。」
「「守る!」」
「月剣!」
来た…!本当に。って、今回は遠距離武器の弓矢を持ってる奴がいる!?骨が持ってる~。
「あの骨、どうする?」
「遠くから射たれるから、先に排除しないとね。」
「OK。流星、隕爆!」
いつ見てもすごいな~。これ。結構な数倒せたよ。近くでは使えないけどね。…日向の方に行かないと。
「日向、一気に倒すよ!」
「うん!
「闇防。」
これで押して行く。魔法を、使い、結構倒して、倒して…。
「はあ、はあ…」
息が、あがってる…まだ、いるのに…マナは…残り、200。次で、全部、倒しきらないと。月回復は、時間がかかる。だから、使えない。だから、倒す。全部!
「dark hand(闇手)」
夜では見えない手。正確には、闇夜目がないと、夜では見えない手。これで、敵を1ヵ所に集めて、
「shadow wall(影壁)」
閉じ込める。これは、20秒しかもたない。だから、そのうちに、
「流星…隕爆。」
爆発させる。ってヤバい!ここにいると巻き込まれる!
「日向!逃げて!」
速く…もっと!
背後で、爆発の音。その衝撃で、少し、吹き飛ばされた。さらに、砂煙で見えない。
「夜月!伏せて!!」
言われた通りにする。立ってると、焦げちゃう。
「heat wind(熱風)」
太陽の熱で暖められた空気を凝縮。それで風を起こす。普通の風じゃないところが少し…。でも、目の前が見えるように。
「やった…終わった…」
マナは、もう、ない。全部、使ってしまった。もっと、増やさないと。
「お疲れ、夜月。」
「日向も!」
村に戻る。
「お帰り。2人とも。」
3人も、今、戻って来たみたい。
家に入り、眠りについた。
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