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あれ?ここは…どこ?何も…ない。真っ暗……まるで…闇の中━━。そうだ!他の皆は!?

「日向!氷水!流海!草香!どこ!?返事して!」

━━何も、返って来ない、闇━━。

「日向!日向ー!」



「日向!」

あれ…夢?日向は!いる。良かった。でも…私を、呼んで、いる。他の、皆も…誰かを、呼んでいる。氷水は、日向を。流海は、氷水を。草香は…誰の、名前…かな?火蹴?誰…だろう?…そこは、置いといて、皆は、もしかして━━。

…怖い。同じようなことが…起こりそう…。これが…本当に、起こったら?怖い…。私は…どうすれば…。

『大丈夫。独りじゃ、ないよ。』

日向…?いや、違う。これは…記憶…。独りじゃ、ないから…もう、離れて…危険な目には、会わないように…。約束…したから。だから!

「日向、私は、ここにいるよ。大丈夫だよ。日向。」

これがどう影響するのか、分からない。でも、これで、もし、日向に、何か、届いたとしたら━━。


外に出て、村を、見てみる。手紙を置いたから、大丈夫だろう。朝、とても早いのに、たくさんの人達が、もう働き始めている。太陽の昇り具合いから推測すると…6時半…かな?すごいな~。……色々な店がある。主に、食料店、武器屋、防具屋、服屋、日常用品店…など。まずは、食料店。わぁ。パンだ~。パンがある~。他にも、肉類や、野菜類も売ってる。うう…パンが欲しい…久々のパンが…。でも…お金を、持ってきてない…。後で、買いにこよう。…次…武器屋。剣や斧が多いかな~。まあ、私は、この剣があるから、買わないけどね。…次。防具屋。よくある鉄の鎧がある…重そう…。身軽に動けた方が良いな~。買わないよ。…一応最後、日常用品店。…現実と…ほとんど、同じような感じが…する。包丁や食器、ライターやテープまで!いろいろ揃ってる。

まあ。今回は、これで終了かな。家に戻ろう。

「お帰りー!夜月!」

「うん。ただいま。」

朝からテンション高いな~。日向は。

「皆、リビングにいるよ!朝食!速く速く~。」

「あー!ちょっと待ってよ~。」


朝食を、食べ終わり、私は、1つ、聞いてみた。

「皆、夢を見たでしょ。1色の、夢を。」

異世界転生した私の魔法は強力でした。

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