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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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めめこじ続きです






康二side


あの一件以来めめとはあまり喋らなくなった

楽屋であっても話す事は無い。気づけばなんとなく遠くにいる

「ただのメンバー」って感じ


やらかしてもうたなぁ…


ーーーーーーーーーーーーーー


「じゃあこれで解散だからまた来週!」

気づけばもう撮影が終わっている。


メンバーみんなで集まれるんはもう来週なんや


寂しいなぁ


ピコン!と音がして、スマートフォンにダイレクトメッセージの通知が入る

予想は付いている

今すぐ誰かに心の隙間を満たしてもらいたかった俺にはちょうどよかった


「オレンジ君!よかったらこれから池袋でどうかな?」


やっぱり太陽さんや…

特定の相手と会いすぎるのは良くないとわかっている。

でももう5回以上会っているしいいかな、と思う


「ええですね!すぐ向かいます!」


まあ、俺がどうなってもめめは俺を心配しないし。

誰も俺のことを慰めてくれないのだからいいだろう


「太陽さん…」

会いたいなぁ

俺太陽さんのこと好きなってもうたんかな…

恋なんて何年してないんやろか


「康二、何してんの」


気づけば横からさっくんが覗いていた


「うぉ、さっくんなんや!驚いたわ!w」

スマホの画面を急いで閉じる


「にゃはは〜びっくりした?ww」


「ほんまやで!」


「ごめんて!w

…で、メッセージしてた人誰?」


「え

喉がヒュッと締まる


「誰だって聞いてんの」

さっくんが俺のスマホをトン、トンと触る


「に、兄ちゃんやで…」

咄嗟に兄の名前を出す


「じゃあこれから兄ちゃんと池袋で会うの?」

「せ、せやで」

「ふーん」


「なんやさっくん!怖いで!」

冷や汗が背中をつたう


気持ち悪い


「ホテル行ってヤるんだろ?」


ドッと冷や汗が溢れ出す。

もう春なのに寒くてたまらない。怖い。寒い。気持ち悪い

こんなに怖いさっくん初めてや


「え、ちゃうで」


「そ?じゃあ今のメッセージ見して?」


「なんでや」


「兄ちゃんとどんな話してんのかなーって」


「他愛もない話やって」


「ねえ、もういいから。早く見して?」


「ちゃうねん!俺はッ」






ピコンッ





「ッハァハァハァ…夢かいな…」

スマホの着信音で目が覚めた。

着ていたパジャマは汗でぐっしょりになっていた

「春に冬の布団はダメやな…」


これが悪夢で済んだならきっとそれでよかった


ピコンッ

( オレンジ君!今度俺の家に来ない?)



Fin


すのまんおめがば

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