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瑠加君が唇を離した。
私は瑠加君を見上げた。今までの自分からは考えられないくらい、冷静だった。メリッサの死を見た直後はあんなに動揺したのに、今はこんなに落ち着いている。ショックすぎて感覚がマヒしてしまったのか、元々とても冷たい人間なのか。自分の心なのによくわからなかったが、一つだけ確かにわかっていることがある。
瑠加君のことだ──。
「セクハラですよ」
私が不機嫌な表情で言うと、瑠加君が目を丸くした。
「ごめん」
「私は、瑠加君が二人だけでしたがっていた話を聞きにきただけです」
瑠加君はふっと笑って、リビングのソファに座るように促した。カーテンを閉めていないから、東京の夜景がよく見える。
「SELENちゃん、お酒飲む?」
「いらないです」
「へー。本当に?」
「はい」
「じゃあ*************************
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