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~翌日~
アゲハ、ジンペイ、コマ、マタロウの4人は、映画部にたどり着くまでお喋りしていた
ジンペイ「フブキも呼べば良かったのに」
アゲハ「なんか、国家機密のプロジェクトに呼ばれて忙しいんだって」
マタロウ「フブキさん…凄すぎでしょ…;」
アゲハ「でもすごいよね。なんか憧れちゃう」
コマ「いや…フブキさんの機械好きはちょっと異常だから…;」
そんな話をしているうちに、色んな部活の前を通る
『あっちむいてホイ部』や『小指の爪だけ伸ばす部』や『全身タイツ部』や
挙句の果てには『サスペンダーを奏でる部』まで…←←
ジンペイ「何か…また部活増えてないか…?;」
アゲハ「以外にすぐ許可が下りるからね…;」
マタロウ「サスペンダーを奏でる部って…ただ遊んでるだけでしょ…;」
~映画部 部室前~
アゲハ「ここが映画部だね」
その時、マタロウは扉の下に貼られている1枚のポスターに目が行く
マタロウ「!『グロサワアキオ』監督の講演会だって!」
ジンペイ「誰それ?」
マタロウ「海外でも活躍してる『グロテスクな映画を撮らせたら世界一』という監督だよ!」
マタロウ「絶対見に行かなきゃ!」
ジンペイ「なあ、早く中入ろうぜ!」
アゲハ「そうだね!」
そう言ってジンペイはボロボロの柔道着を着ると、
ジンペイ「頼も――うッ!!」←
と言い、部室のドアを蹴り飛ばした←←
マタロウ「それ道場破りだから!!;」
アゲハ「ドア壊しちゃダメでしょ…;」
だが、そんなアゲハ達の様子を意にも介さず、中にいる人たちは深刻な声を上げていた
ジョージ「これはまさか!;」
「「「「?」」」」
『そんなまさか…あり得ませんよ…」
アゲハ達は不思議に思い、部室の中に足を踏み入れた
アゲハ「どうかしたんですか?」
ジョージ「ああ、君達か。実は、編集中に可笑しな映像を見つけて…」
マタロウ「可笑しな映像?」
ジョージ「映画に、役者ではないゾンビが映っているんだ!;」
それを聞いて、アゲハ達は吃驚する
ジョージ「これを見てくれ」
ジョージはパソコンで、
アゲハとマタロウがゾンビの役者に襲われているシーンを早送りする
そして03:22:21:19のところで止め、ダイヤルを回し、映像を拡大させる
森の奥には、確かに映画部が雇っていたゾンビ達と姿の違うゾンビが映っていた
ジョージ「ここに役者は配置していなかったはずなんだ」
ジョージ「しかも、ここだけじゃない」
パソコンの画面には、軍隊の中にも何体かいたり、人々がゾンビの役者から逃げている
中にも沢山いた
ジンペイ「やけに映りたがりのゾンビだな」
ジョージ「映りたがり…?」
ジンペイのその言葉を聞いて、ジョージはハッとなる
ジョージ「もしかしてこれは、Y学園七不思議の1つ、『映りたがりの友道君』では?」
マタロウ「友道君?」
アゲハ「その可能性は高いね……ほら」
アゲハは自分のスマホで調べ、画面を見せる
アゲハ「Yペディアによれば、彼が映りこんだ映画は呪われてしまうと言われているの」
ジョージ「確かに…この映画を撮り始めてから、主演俳優が次々と
やめてしまう事態が起きている」
ジョージは今までやめてきた主演俳優たちを思い出す