画面越しのSELENに励まされて、少しだけ前向きになれた。最後の涙をティッシュで拭いて丸めてゴミ箱に投げると、私はスマホを手に取って瑠加君にLINEした。
『記事を見ました』
撮影の合間の休憩中だったのか、返事はすぐにきた。
『あー、あれね。びっくりしちゃったよね』
『はい。ショックでした』
私は自分の気持ちを直接口にすることはできなかったのに、文章になると堂々と伝えられた。自分で自分が情けなかった。
『今すぐは事務所が怒るから難しいけど、落ち着いたらまた遊ぼうよ』
「……は?」
どれだけ見返しても内容は変わらない。この人は何を言っているのだろう。
『大丈夫なんですか? 彼女さんとか』
私は瑠加君のことが好きだからセックスしてしまったが、瑠加君に恋人がいると確定した後は二********************
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