「はぁ……?学園?なんだよそれ、行ってどうするんだ?」
「実は今度私の通う学園で学園祭が開かれますの!ですからそれに招待しようと思いまして!気になれば体験入学も可能ですわよ?」
「んー、学園祭は楽しそうだし、僕は行ってみたいかも!」
学園祭……まぁ、確かにこの世界の文化祭ってことだろうしな……楽しそうではある……
「そうだな。それには僕も賛成する。ほら…あっちで満喫できなかったじゃないか?青春ってやつ……その分この世界で楽しまないか?」
蓮翔……確かにこいつの言う通りだな。青春、向こうでできなかった分、この世界で……
「まぁ、確かに……言われてみれば、だな。俺も行くよ。」
「良かったですわ!それじゃぁ、詳しいことは後で話すから今日はもうゆっくり休んでちょうだい!」
その後、3人はそれぞれ別の部屋に案内された。部屋はあまり離れていなかったため会おうとして迷った……などといったことは起きなかったが、城内はとても広く、迷子になりそうだった。
3人はミントに会議室のような場所に呼ばれた。
今日は学園についてと、この世界、この国、この世界での神とはについて簡単に説明してくれるらしい。
まず、この世界について聞いたことをまとめると
この世界はアバティアーという。
地球とは異なり魔法というものが存在している。
魔法は血筋に関わらず使うことが出来る。魔法の上達は生まれた時はみな同じで、教育次第。
職業は冒険者など戦闘職も多い。
魔王や魔族、他の種族はいるが、攻撃的ではない。
そのほかに関しては地球でいう中世ヨーロッパのようなものだ。
という、一言で言うとかなり異世界として典型的な異世界 ということだ。
次にここ、リジー帝国について聞いたことをまとめると
リジー帝国は他国と比べて平和主義であり、民を大切にしている。
何故かというと、リジー帝国の王家には転生者が生まれてくることが多く、その大体が何故か、日本人だからということが考えられる。
代々王家には、家宝が数個引き継がれており、そのうちの一つが転生者を見分けられるものなのだ。転生者以外には転生者ではなく、高い知恵を持ったもの、として知られていて、その正体が転生者だと知るものは、現在はミントと3人だけだという。
ミントがどうしてそれを知っているか尋ねると、家宝が反応した者は、図書室に案内される。そこに日本語や英語その他地球の言語で書かれているの本が沢山あり、そこにその事が記されているのだという。
「ふふっいつか連れて行きますわね!そして神についてですわ」
この世界、アバティアーではほとんどの人が同じ神を信じている。
神は創造の神、破壊の神、恋愛の神、芸術の神、娯楽の神、魔法の神……と多くの神がいて、全員の名を述べるには時間がどれくらいか分からないほどかかるという。
それは何故かと言うと魔法の神で例を言うと
光魔法の神、闇魔法の神、水魔法の神、火魔法の神、風魔法の神、土魔法の神、植物魔法の神、錬金魔法の神、鍛治魔法の神、生活魔法の神、魔力の神、魔実の神、魔性物質の神、魔道具の神、
そしてその神々の代表、魔法の神。
というふうになるためである。
「そして最後に皆お楽しみ!学園の説明のお時間ですわ!」
「学園の基本は日本の学校と似たようなところで、この国では義務教育は6歳~16歳となっていますわ!それから、学園には制服があり、男子園、女子園、共同園がありますの!私が通ってる、あなたたちが見に行くところは共同園ですわ!」
「へ~そうなんだ!文化祭では、、じゃなくてっ、学園祭では何をするの?」
「色んな学部のお披露目を見たり、授業の見学ができたりしますわ!計5日間で、向こうよりは長いですの!とりあえず、行ってみればわかりますわ!学園祭は1週間後ですから、さっさと準備始めますわよ!」
それからは、あっという間だった。
生活習慣は健康なものに治された。
スマホやテレビが恋しくなってもこの世界にそんなものは無い。
ただただ、勉強勉強勉強で、学園の授業を見学してもギリギリわかるくらいの基礎知識を叩き込まれた。
そうして待ちに待った学園祭の時が迫ったーーーー
、、、、正直、別に待ってねぇけどな……by正夢
設定整理回!
学園の名前募集ぅ!
コメント
2件
学園の名前ですが、貴族だけじゃなくて平民も通えるなら、 リジー高等魔法学園、 リジー帝立高等学園、 上の2つをあわせた、リジー帝立魔法学園、 などなど…… こんなところでしょうか 参考にしていただけたら幸いです! 別に変えてもいいですし、お好きなようにしてください!