たくさん出店をまわって、あっという間に夜。
「亮平さん。今日すごく楽しかったです」
「そう?それなら良かった!」
無邪気に笑う顔がとても子供みたいで、
なんとも言えない可愛さを放っていた。
「…○○。もうすぐ星が出る頃だよ。」
「そうなんですね…」
「…俺ね、願い事ってとても叶わないって思ってるんだ」
「え…?」
「だって、例えば今日に100人がお願いをしたとしたら100分の1の確率で願いは叶うんだ」
亮平さんは凄く真剣な眼差しで願いについて語っていて、
その姿はとてもかっこよかった
「…ねぇ○○のお願いって…なに?」
「わ、、私ですか?」
「うんっ。○○のお願い」
「…私のお願いは…」
私の願いは
「…これからも亮平さんと居ることです。」
「…!」
その瞬間、そら一面に星が出てきて
亮平さんは私を抱き上げた
「わっ…!///」
「○○。俺も同じこと思ってた」
「えっ…///」
「前…俺と○○があった時言ったよね。何かあったら俺を呼んでほしい。すぐに行くからって」
「…うん」
「今まで沢山苦労したことがあったけど…必ず俺は○○の横にいた。」
「…居てくれましたね」
「それは○○が好きだからなんだ。○○の事を好きだから。守りたいから。」
「っ///」
「だから○○。俺と結婚してください」
亮平さんの真っ直ぐな瞳を見つめ私は
「はいっ!これからもよろしくお願いします」
そう伝えた。
「!やったぁ!」
亮平さんはとても喜んでいて
私たちはツリーを前にして口付けをした。
end
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