No.3です。どうぞ
心の表現は()
小声の表現は「」
普通の喋りは『』だったはず。
(あれから、何日経っただろう?
街は建物がないほど崩壊、残酷な血の雨がずっと降る。
川の中は、遺体だらけ。
餓死になりかけの人もいる、
あぁ、これが現実なのか?)
『兄ちゃん、大丈夫?疲れた顔してるよ…』
恋は鄒にそう、問いかけ、心配をしていた
『ん?恋、どうした?』
何気のない疲れ果てた顔をしている鄒が、
大丈夫そうな顔をしていった。
『あ、ぇっと…あの、だ、大丈夫…?』
『っ!恋っ!』
萩が少し戸惑う恋を、呼ぶ。
『ねぇ、ちゃん?』
恋は萩のもとへ行く。
『…』
鄒は無言のまま二人をじっと見つめている。
『お前さ、無理し過ぎだよ。少しは休め。』
江南が鄒に言った。
『江南、でも、こんな状況で、二人を安心させないと、俺は、お兄ちゃんなんだから、
二人に心配かけれないよ…』
江南は、呆れた顔で言う。
『鄒母と鄒父がいるじゃん。』
『でもっ!俺は』
喋りかけの言葉を、江南は止めた。
『、お前、今の自分の状況わかってんのか?
今のお前は、疲れ果てた顔しているから、恋くんが心配してるんだろ。少しは考える阿呆。』
『っ!そうだな、すまん、ってかアホっている必要なくない!?』
少しは元気が出た鄒をみて、笑う江南
『何笑ってんだよ!』
鄒も面白おかしくなって、共に笑う。
その時に声がした
『お〜い!!!もう、大丈夫だぞ〜!!!』
その声が、少しだけ安心できた。
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